私の“婚約者”と“親友”が初対面!
彼との出会いは入社のとき。そこで私にひと目惚れしたという2歳年上の彼から猛アプローチを受けるかたちでお付き合いを開始し、2年間交際を続けていました。そして晴れて彼と結婚することが決まったのです。
そんな私と彼は金曜日の夜、仕事帰りに必ず決まった居酒屋へ行くのがルーティーンになっていました。ある日、その居酒屋タイムへ、私の親友も参加してくれることに。
彼女とは高校時代からの付き合いで、大学や就職先が変わってもずっと仲良し。結婚を報告したときは誰よりも喜んでくれました! 今回は私たちの結婚を祝いたいという理由できてくれたので、彼女と彼が顔を合わせるのは初めて。彼は彼女の姿を見て、緊張している様子でした。それもそのはず。彼女は学生時代から、学年で一番かわいいと言われるほどの人気者で、これまで多くの男性から告白された経験があるほどの子なのです。
そんな彼女が「宇宙イチ幸せなお嫁さんにしてくださいね!」と彼に言ったとき、私はすごくうれしくて涙が出そうになってしまいました。
その後も私たち3人は、和気藹々と時間を過ごしたのでした。
婚約者の様子が気になる…
けれどその日以降、なぜか急に彼がよそよそしくなりました。金曜日の夜に私が「今日の居酒屋、何時に待ち合わせる?」と聞くと「ちょっと今日は残業になると思うから、行けないかな……」と言われたり、「週末はどうする?」と聞いたら「悪いけど今週末のデートはなしでもいいかな?」とこれまた断られたり……。
今までこんなことはなかったので、私は戸惑ってしまいました。でも仕事なら仕方ありません。
ただそれが何度も続き、彼に会えるのは会社くらいになったとき、私は何だか嫌な予感がしたのです。
嫌な予感が現実に!?
彼がよそよそしくなってから2カ月経ったころの金曜日。彼から「久しぶりに居酒屋に行こう」と誘われ、私はルンルン気分に。私が抱いた嫌な予感は気のせいだったのかなと思い直しました。
しかし居酒屋に入ったあと、彼からのひと言に私は衝撃を受けてしまいました。なんと彼は私に「別れてくれ」と言い出したのです!
特に喧嘩をしていたというわけでもなかったため、私はなぜいきなり別れ話になったのかわからず動揺。すると「残念ね」という声と共に親友が現れて……。
なんと彼は、彼女との出会いに対して「運命を感じちゃったんだ」と言い出しました。そう、あの居酒屋での食事以降、2人は親密な関係になり……私に隠れて浮気をしていたのです。
私の前でイチャイチャする2人。そんな姿を見ているうちに、私の中では悲しみより怒りの感情が大きくなり……。「こんなやつとは別れてやる!」と私は彼からの別れ話を受け入れました。慰謝料を請求することを伝えると、彼らはまったく気にしていない様子。「そんなの払ってやるから別れてほしい」ということなのでしょうか。
“衝撃の事実”が明らかとなり、事態が急展開に
きっちり慰謝料を回収し、婚約者を略奪されてから半年ほど経ったある日のこと。仕事中に彼が私の元へやってきました。「今、話せないか?」と言う彼に対して私は最初断ろうとしましたが、なかなか引き下がってくれない彼。私は直属の上司の許可を得て、仕方なく5分間だけ話をすることに。2人で廊下へ移動しました。
そして2人きりになった途端、彼は「俺が間違ってた! 俺はやっぱりお前と結婚したい! お前とやり直したいんだ!」と口にします。
どうやら彼は彼女の本性に気付いたみたいでした。
実は彼女、かなりの浪費癖があり、これまで付き合ってきた男性にたっぷり貢いでもらってきていたのです。私はそのことを、彼女からの慰謝料の振り込みが遅かった際に知り合いに調べてもらって知りましたが、彼には共有しませんでした。
しつこい彼に隠していたことを報告
「なんとかしてくれ!!」と頼み込んでくる彼に「いい加減にして!」と伝えた私。このときの私はもう彼に対して一切愛情が湧かず、彼を助けたいと思いませんでした。
そんななかで上司が現れて……。5分経っても戻ってこない私を心配して迎えにきてくれたのです。そこでちょうど良い機会だと思い、私たちは彼に“事実”を教えることにしました。
実は私は今、上司とお付き合いをしているのです! 彼と別れた後、上司からアプローチされて交際に発展。そのことを知った彼は、悔しがりながら去っていきました。
それ以降、彼は彼女に貯金をすべて使われてしまい、人間不信に陥ってしまったとのこと。私は引き続き交際中の上司と結婚に向けて準備している最中です!
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