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"絶対にやってはいけない"麦茶作り【食中毒対策】「ペットボトルも6時間で飲み切って」

こんにちは、管理栄養士でライターの安達春香です。

暑さが厳しくなるこれからの季節、ノンカフェインで家族みんなが飲める麦茶が大活躍ですよね。

しかし作り方を間違えると、思わぬ食中毒を引き起こしてしまうことも……!

今回は麦茶を安全に作る方法や、菌の増殖を防ぐコツについてご紹介します。

【水出しVS煮出し】安全に作れるのはどっち?

麦茶作りを安全に

 

皆さんは普段どうやって麦茶を作っていますか?

 

しっかりした風味を楽しめる「煮出し」と、手間いらずの「水出し」。どっちの作り方が安全なのか気になりますよね。

 

エフコープ商品検査センターでは、次の3種類の麦茶を用意し、作ってから8日目の菌の数を調査しました。

 

①水出しして冷蔵保存
②煮出した後、急冷して冷蔵保存
③煮出した後、やかんのまま常温で保存

 

もっとも菌の数が多かったのは③、続いて①、一番少なかったのは②でした。なぜこのような差が出たのか、詳しく見ていきましょう。

 

「煮出し」はやかんの中で菌が爆増!

麦茶作りを安全に

 

煮出して常温で保存した麦茶は、作ってから3日目で菌の数が急増しました。

 

食中毒を引き起こす菌は30〜40℃くらいの暖かい場所が大好き。
煮沸することで大半は死滅しますが、常温で長時間放置すると生き残った菌がやかんの中で大繁殖してしまうんです。

 

なお、煮出して急冷したものは菌が活発になる温度帯を素早く通過したため、8日目でもほとんど増えませんでした。

 

煮出して作りたい場合は容器ごと氷水に浸け、粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫に入れましょう。

 

「水出し」は手軽かつ安全!

煮出しよりもさっぱりした味わいを楽しめる水出し麦茶。

 

冷蔵庫に入れることで菌の増殖がゆっくりになり、食中毒を予防できます。

 

煮出しよりも時間はかかりますが、安全かつ手軽に作れて一石二鳥!

 

麦茶作りを安全に

 

時短したい場合は、容器に麦茶パックと少量の熱湯を入れて10分間蒸らし、氷水を加えて薄める方法もおすすめです。

 

「お茶があとちょっとしかない!」という緊急事態の時にもすぐに作れて便利です。

 

麦茶パックは長時間入れっぱなしにしていると苦みや雑味が出てしまうので、好みの濃さになったら清潔なお箸で取り出してくださいね。

 

作った麦茶は、2日程度(麦茶を作った日とその翌日)で飲み切りましょう。

 

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    著者プロファイル

    ライター安達春香

    趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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