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フラれた私に「玉の輿横取りしてごめんね♡」と後輩→「私の方こそ、ごめんね」後輩に真実を教えてあげた結果…

自分の誕生日に、彼氏から別れを告げられた私。その翌日、突然後輩が寿退職すると言って仕事を押し付けてきたのです!突然のことに驚きながらも話を聞くと、どうやら元彼は後輩と私に二股をかけていたようで……?

彼氏から別れを切り出された翌日、後輩から「寿退職するので、あとの仕事は先輩よろしくお願いします!」と言われた私。「私、今日から大好きな彼の奥様になるんです♡」「さっき部長に退職届出してきたので、もう帰りますね~!愛しの彼が待ってるので♡」とくねくねしながら話す後輩。

 

選ばれたのは後輩

後輩が突然退職すること、そして後輩の残りの仕事をすべて押し付けられたことに私はびっくり。この後輩は期限を守らないタイプだったので、山ほど仕事が残っていることは明白だったからです。

 

「ふざけないで!寿退社は結構だけど、しっかり仕事を片付けるか、引き継ぎしてから辞めてちょうだい!」と私が怒ると、「いくら私の結婚がうらやましいからってそんな意地悪言わないでくださいよ~!」と明後日の方向の返事をしてきたのです。

 

「先輩、30歳までに結婚したいって言ってたけど、その30歳の誕生日も昨日でしたもんね?」「彼氏を後輩に奪われたからって僻まないで!」と後輩。

 

まさか……と思いながら、「あなたの夫になる人って……?」と聞くと、「私、先輩の元彼と結婚するんです♡」「ご実家が裕福な資産家の1人息子には、私みたいなかわいいお嫁さんがお似合いですよね♡」「先輩に隠れて付き合って約1年、何も気づかないまま別れてくれてありがとうございまーす♡」と返してきたのです。

 

昨日の私の誕生日に高圧的に別れを切り出されただけでもショックだというのに、後輩と二股をかけられていただなんて……。私の気持ちはどん底に沈みました。

 

 

彼の母親は…

その後すぐ、私は元彼に電話しました。しかし、電話に出たのは元彼ではなく、元彼の母親だったのです。

 

「やっぱり電話をかけてくると思った!」「息子のスマホは新しくしたし、連絡先も何もかも変えさせたわ」「息子は素敵な女性との結婚が決まったんだから、あなたは諦めて金輪際私たちに関わらないでちょうだい」と元彼の母親。

 

「その女性のことなんです!私と彼の婚約中に、二股していた浮気女なんですよ?略奪婚でもいいんですか?」と私が語気を荒くして言うと、元彼の母親は「あら、そんんなことで電話してきたの?私は最初から知っているわよ」とこともなげに言いました。

 

元彼の母親は、顔を合わせるたびに「結婚したらすぐに孫を産め」「仕事はやめろ」などと前時代的なことを言ってくるので、正直私は苦手でした。向こうも私のことを生意気だと思っていたようです。だからって、略奪婚を認めるなんて……。

 

「そもそも、私が息子に『新しく良い人を探しなさい』って言ったのよ」「生意気な口答えばかりする嫁は、我が家にはふさわしくありませんからね!」と元彼の母親。

 

私は今度こそ目の前が真っ暗になってしまったのでした。

 

 

 

崩れ去った幸せ

その2週間後――。

 

例の後輩が、弾んだ声で電話をかけてきました。

 

「ついに入籍してきちゃいました!」「結婚式も予算1000万を予定してるんです!さすがに招待はしてあげませんけど、写真は送ってあげますからね!」「新婚旅行も海外で、500万くらいかけてたっぷりヨーロッパを楽しんできます!」と後輩。

 

「せっかくの玉の輿を横取りしてごめんね~w」

「先輩の分も私が幸せで贅沢な人生を歩みますからw」

「私の方こそ、ごめんねw」

「は?」

 

後輩があの元彼と籍を入れたことを知った私は、元彼一家の真実を教えてあげることにしました。

 

 

元彼とその母親は、都内にタワマンなどの不動産をいくつも所有し、株などもたくさん保有していると後輩に言っていたようでした。

 

しかし、実際にそれらを保有していたのは元彼の父親。突然死する直前に、不動産のほとんどを担保に入れて大きなビルを購入していたのでした。そのため、元彼一家が所有する不動産はタワマン3棟程度に減っていたのです。……それも、元彼の母親の浪費によって売り飛ばさざるを得なくなってしまっていたのですが。

 

元彼の父親が存命だったころに、不動産売却の話を聞いていた私は何度も元彼の母親をいさめようとしましたが、聞く耳を持ってくれませんでした。

 

元彼一家では、父親がすべての財産を管理していました。そのため、元彼と母親はお金のことを一切把握していなかったのです。亡くなった父親の遺産を整理した弁護士さんが資産状況を説明したそうなのですが、理解する気もなかったようで、浪費を続けていました。

 

「その結婚は玉の輿なんかじゃないわ。とっくに資産家なんかじゃないのに、現状を未だに理解できていないのよ……」と私がため息交じりに言うと、「でも、現金とか株とかはさすがにありますよね!?」と後輩。

 

 

株もあるにはあったのですが、よくわかっていない元彼の母親が株取引に手を出し、損益を考えずにすべて売却してしまったのです。かかる税金も相当なものでした。それを目の当たりにしても、「うちはまだまだ資産があるからこのくらい大丈夫よね!」と言っていた元彼の母親には、もう呆れて言葉も出ませんでした。

 

「う、嘘でしょ……」「夢のタワマン生活は?結婚式は?海外旅行は?」と焦る後輩に、私は「無理でしょうね」と現実を突き付けました。

 

その後――。

 

 

元彼家族の数億円もあった資産は数百万円にまで減っていたようで、後輩は元彼の母親と同居するしかなかったようです。わがままで金遣いの荒いあの母親との同居生活……考えただけでぞっとします。

 

元彼とその母親の裏切りにはショックを受けたものの、私はだいぶ持ち直しました。今では、30歳になった節目の日に悪縁が切れてよかったのかもしれないと思っています。

 

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