生後8カ月ごろになると、理由のわからないグズグズが増えてきました。おむつを替える、授乳をする……。思い当たることすべてをおこなってもグズグズは解消されません。いったいどうすればいいの? 今回は、保健師さんに相談しながら、理由のわからないわが子のグズグズと向き合った体験談をお伝えします。
理由のわからないグズグズ
私が理由のわからないグズグズに悩まされ始めたのは、生後8カ月ごろでした。眠たいの? おなかがすいたの? あれこれ試しますが、理由が見つかりません。
いま振り返ってみてわかることが、生後8カ月ごろの赤ちゃんにとっては“わからないことがいっぱい”だということです。たとえば眠たいのに眠れない、おなかがすいているのかどうかもわからない。そんな不快感がグズグズとなって表れていたのではないかと感じています。
共感する気持ちで接する
この理由のわからないグズグズに関して相談してみると、保健師さんは「理由はわからないけれど、嫌なんだね」と、共感する気持ちでいることが大切だと教えてくれました。赤ちゃんはわからないものに対して、不快感を持つことがあります。「どうしたらいいかわからない」と困っていたのはママだけでなく、赤ちゃんも大変な思いをしていたことに気付きました。
この共感する気持ちに加え、親子ともに気分転換を心がけることも大切です。散歩やお風呂など、環境や状況を変えて気持ちを切り替えたいですね。私はドライブへよく出かけましたよ。
周りに相談をする
この時期は、育児はひと筋縄ではいかないと痛感した時期でもあります。解決口が見つからず、育児相談へ度々足を運びました。悩みを聞いてもらえるだけでも気持ちがずいぶん楽になります。
悩んでいる私に保健師さんからこんなアドバイスをもらったことがあります。「つらい時期を乗り越える経験は、いずれ自信につながる。赤ちゃんにとっても生きていくための大きな力になる」。子育ては自分育てでもある。周りに相談をすることで見えてくるものがあると感じています。
ママがイライラしている理由も赤ちゃんにはわかりません。そのため、ますます不安になり、グズグズがおさまらない悪循環に陥ってしまいます。最近イライラしてばっかりだと感じたら、まずは自分の好きなことをするなどして気分転換をしながら、赤ちゃんのグズグズとも向き合っていきたいですね。(TEXT:ママライター田中由惟)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。