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「お母さん、気づいていましたか?」医師の指摘に驚愕!上の子と違うとは思っていたけれど予想外の診断

私には3人の子どもがいます。末っ子の2週間健診のときに、お医者さんからおしりのくぼみについて指摘を受けました。沐浴やおむつ替えのときにも気がつかずに過ごしていたので、驚いていると……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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上の子よりもうんちの回数が少ない?

1日何度もうんちをしていた上の2人に比べると、末っ子である息子は1〜2日に1回で、回数が少ないと感じていました。その分、1回の量が多く、気をつけていないとおむつから漏れることが多かったのです。

 

そんな中、2週間健診で、医師から「赤ちゃんのおしりの穴の延長線上に、くぼみがあるの、気がついていましたか?」と指摘をされました。

 

よく見ないと気がつかない“くぼみ”

くぼみは、おしりの割れ目を広げたところにありました。粘土に爪楊枝を突き刺したときにできるほどの、小さなくぼみです。

 

医師によると、おしりのくぼみは100人に1〜2人の頻度で見つかり、そのうちの5%程度に脊髄係留(脊髄の神経が、背骨の中で引っ張られている状態)が認められるとのこと。

 

脊髄係留が認められれば「潜在性二分脊椎(せんざいせいにぶんせきつい)」という病気で、下半身の運動機能や排せつ機能に障害が出る前に手術が必要、などの説明を受けました。

 

 

生後3カ月で受けたMRI検査

生後1カ月までなら超音波エコー検査で診断がつく可能性があるということで、検査を受けました。しかし息子の場合、それだけで診断はつかず、生後3カ月でMRI検査を受けることに。

 

MRI検査を受けるためには、鎮静剤の投与が必要とのこと。まれに呼吸が弱くなる副作用についての説明があったので、検査が終わり息子が目を覚ますまでは、とても不安でした。

 

検査の結果、潜在性二分脊椎(髄脂肪腫)であることがわかりました。この病気は身長が伸びるにつれて症状が出る可能性があるそうです。息子の検査結果を見ると、おそらく手術が必要になる可能性が高いが、長期的に検査を続ける必要があることなどが説明されました。

 

 

今後は、泌尿器科での検査も始まります。長く付き合っていく必要のある病気ということで、不安も大きいですが、家族とともに息子の成長をサポートしたいと思っています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


著者:河原りさ

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      うちの息子も同様でお尻にくぼみがあり、生後2ヶ月頃にはおむつから便が漏れるほどでした。診断は脊髄係留症候群で、1歳7ヶ月の時に脳神経外科の手術を受けました。症状の進行は手術で止まりますが、既に影響して… もっと見る
      うちの息子も同様でお尻にくぼみがあり、生後2ヶ月頃にはおむつから便が漏れるほどでした。診断は脊髄係留症候群で、1歳7ヶ月の時に脳神経外科の手術を受けました。症状の進行は手術で止まりますが、既に影響している排便・排尿機能は定期通院と検査をしています。お尻にくぼみのある人が全員この病気ということではないのですが、くぼみを見つけたらまずはすぐ受診されることをおすすめします。歩行機能への影響や生涯導尿の可能性などもあり得るとのことで、手術は早いほど良いとの説明を受けました。少しでも参考になれば。

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