上の子よりもうんちの回数が少ない?
1日何度もうんちをしていた上の2人に比べると、末っ子である息子は1〜2日に1回で、回数が少ないと感じていました。その分、1回の量が多く、気をつけていないとおむつから漏れることが多かったのです。
そんな中、2週間健診で、医師から「赤ちゃんのおしりの穴の延長線上に、くぼみがあるの、気がついていましたか?」と指摘をされました。
よく見ないと気がつかない“くぼみ”
くぼみは、おしりの割れ目を広げたところにありました。粘土に爪楊枝を突き刺したときにできるほどの、小さなくぼみです。
医師によると、おしりのくぼみは100人に1〜2人の頻度で見つかり、そのうちの5%程度に脊髄係留(脊髄の神経が、背骨の中で引っ張られている状態)が認められるとのこと。
脊髄係留が認められれば「潜在性二分脊椎(せんざいせいにぶんせきつい)」という病気で、下半身の運動機能や排せつ機能に障害が出る前に手術が必要、などの説明を受けました。
生後3カ月で受けたMRI検査
生後1カ月までなら超音波エコー検査で診断がつく可能性があるということで、検査を受けました。しかし息子の場合、それだけで診断はつかず、生後3カ月でMRI検査を受けることに。
MRI検査を受けるためには、鎮静剤の投与が必要とのこと。まれに呼吸が弱くなる副作用についての説明があったので、検査が終わり息子が目を覚ますまでは、とても不安でした。
検査の結果、潜在性二分脊椎(髄脂肪腫)であることがわかりました。この病気は身長が伸びるにつれて症状が出る可能性があるそうです。息子の検査結果を見ると、おそらく手術が必要になる可能性が高いが、長期的に検査を続ける必要があることなどが説明されました。
今後は、泌尿器科での検査も始まります。長く付き合っていく必要のある病気ということで、不安も大きいですが、家族とともに息子の成長をサポートしたいと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:河原りさ
2016年生まれと2018年生まれの女の子2人、2024年生まれの男の子のママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。