1歳半の息子が車に閉じ込められた!
当時1歳半の息子と、義母の運転する車で出かけようとしたときのこと。息子をチャイルドシートに乗せて、私も反対側から乗ろうと息子側のドアを閉めた直後、「ピピッ」という音と共に、車の鍵が閉まってしまいました。家の中に忘れ物を取りに行っていた義母に「さっき車の鍵が閉まる音がしたんですが、鍵はどこにありますか?」と聞くと「え!?」と驚いたと同時に青ざめていき……。なんと車の鍵は息子が持っていたのです! そしてそのボタンを押して鍵をかけてしまい……。鍵に付けていたストラップが気に入ったようで、義母がおもちゃの代わりに持たせていたのだそう。まさか息子が鍵を持っているなんて思いませんでした……。
義母は自分のせいだと思いたくないようで「なんで息子ちゃんが持っている物を把握してないの? きちんと育児できてるの?」と言ってきます。は? と思った私ですが言い返している時間はありません。「すみません、とりあえずスペアキーを探してくれませんか」とお願い。「言われなくてもわかってるわよ!」とプンプンしながら急いでスペアキーを探しに行く義母。最初は状況が分からずおとなしく座っていた息子も、いつもと違う雰囲気を察したのか、泣き出してしまいました。息子が泣いたことで、さらに私たちは焦ります。しかし、スペアキーはなかなか見つかりません。春先だったので暑すぎるということはなかったですが、車内の温度も気になっていた私は、結局ロードサービスを呼んで鍵を開けてもらうことに。無事息子を救出し、すぐに大泣きをする息子を抱きしめました。閉じ込められていた時間は15分程度でしたが、それ以上に長く感じた出来事です。
その姿を見て義母も「さっきは気が動転してきついことを言ってごめんなさいね。息子くんに渡すものは次回から気を付けるわ」と言ってくれました。私も「きちんと息子を見ていなくてごめんなさい」と謝罪。この日以降、車の鍵だけでなく、危険なものに興味を示していないかより一層意識するようになりました。
著者:下野香月/30代・ママライター。面倒見のいい6歳の長男と、ひょうきんな4歳の長女、甘えじょうずな2歳の次女を育てる元保育士のワーママ。在宅勤務を目指しスキルアップ中。日々子どもたちに癒やされなが、忙しくにぎやかな毎日を送る。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)