2024年上半期「音楽ネーム」ランキングTOP10
楽器をイメージする名前
ランキングTOP10入りした11の名前のうち、5つが楽器をイメージさせる名前でした。
1位「琴葉」5位「琴音」9位「美琴」は、日本の伝統的な楽器である「琴」が名前に含まれています。凛としつつもおしとやかな音を奏でる「琴」を用いた名前は、優美な印象を与えます。
これらの名前は琴という伝統ある楽器をイメージさせるため、古風な雰囲気を持つ「レトロネーム」でもあります。1位の「琴葉」は特に人気があり、女の子の上半期のランキングでも11位と、上位にランクインしました。
6位「鈴」は、キラキラとしたかわいい音を鳴らす「すず」を連想させます。明るく元気な印象を持つでしょう。
楽器の弦を連想させる8位の「絃」は、男女の性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」。上半期の男の子の音楽ネームランキングでも6位と、男女ともに人気がありました。
男の子では「げん」というよみが多く見られましたが、女の子では「いと」と名付けられることが多く、古風な響きのかわいらしさを感じさせます。
「音」や「詩」を使った名前
音楽を構成するメロディやリズムを感じさせる「音」や、音の流れにのせて歌う言葉をイメージさせる「詩」を含む名前も、音楽ネームのひとつです。
「音」は上半期の女の子の漢字ランキング12位。女の子の月間漢字ランキングでも、近年15位以内をキープし続けた人気の漢字です。
よみのバリエーションも多く、3位「花音(かのん)」10位「凛音(りのん)」、5位「琴音(ことね)」10位「心音(ここね)」、4位「音羽(おとは)」など、TOP10だけ見てもさまざまなよみで名付けられていました。
2位「詩」7位「詩乃」で使われている「詩」は、日本の伝統的な文学を感じさせ、知的で上品なイメージを持ちます。
「詩」という名前で思い浮かべるのは、パリオリンピックに出場し、銀メダルを獲得した柔道の阿部詩(うた)選手ではないでしょうか。ひたむきに競技に向き合った姿は観客の心に残ったはず。2024年下半期、ますます人気が出そうな名前と言えるでしょう。
女の子の名前を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
photo:@sck293さん(ベビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年1月から6月各月1日~25日
調査件数:21,770件(女の子)