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「貧乏人が1人で海外から帰れるかしら?」私をあざ笑う義母⇒「俺たちもう日本だけど?」勘違い義母の哀れな末路は

由緒正しい地主一家という家柄と、医者の息子が自慢の義母。農家出身の私が嫁いできたのが気に食わないようで、「田舎出身の貧乏人が調子に乗らないでよ」「すぐに叩き出してやる」と言い放題。そんな義母は、新婚旅行を兼ねたイタリア家族旅行でとんでもない事件を起こしたのです……。

結婚する前から「うちに不釣り合いな嫁」「すぐに離婚させてやる」と、私にだけ聞こえるように言ってきた義母。私はなんとか歩み寄ろうとしていたのですが、結婚してからも義母の暴言は止まりませんでした。そんな義母は新婚旅行を兼ねたイタリア家族旅行で、とんでもない事件を引き起こすのです……。

 

義母の巧妙な細工

イタリア旅行、最終日――。

 

「お義母さん、今どちらにいらっしゃいますか?」と電話をかけた私に、勝ち誇ったような声で「ようやく連絡してきたのね!でももう、あなたは手遅れよ!」と言った義母。

 

「もしかして、まだ気づいていないのかしら……本当にどんくさいのね」「もうとっくに空港についていなきゃいけない時間なのに、いったいいつまでお部屋で寝てるつもり?」「本当にあなたって人はだらしがないのねぇ~」

 

イタリアでワイナリーを経営する叔父の誘いで、イタリア最終日は叔父の家に泊まってワインをたっぷり堪能した私たち。そこで酔っぱらった私に近寄り、義母は私の腕時計をいじったそう。ニヤニヤしている義母の顔が嫌でも目に浮かびます。

 

「そろそろ空港に着いていないと、帰国の便には間に合わないんだから!」「夫は時間にきっちりしている人だし、息子にはあなたにバレないように1人でこっそり空港に来てって連絡したし、あなたが叔父の家でぐーすか寝てる間にみんなで日本に帰国しちゃうからね~」

 

私を置いてけぼりにするために、こっそり腕時計に細工するなんて……。あんまりです。

 

貧乏人オーラと高貴なオーラ…?

「私はあなたに自分の立場をわかってもらおうと思って、今回の作戦を思いついたのよ?」「海外でひとりぼっちになれば、いかに自分が無力なのか、貧乏人なのかがわかるでしょ?」と義母。

 

「貧乏人オーラが出まくりなあなたは、すぐにどこかでスリに遭うんだから!飛行機のチケットを買うお金もないし、あなたごときじゃ周りに助けを求めることすらできないでしょうね」

 

「私たちみたいな由緒正しい家の人は、高貴なオーラが出てるおかげで何もしなくても周りの人がすぐに助けてくれるんだけどね」

 

と、こんなときにも私のことを馬鹿にし続けます。私の腕時計にこっそり細工するような人に、高貴なオーラがあるとは到底思えないのですが……。

 

「初海外のアンタは空港にも辿り着けないでしょ?w」

「貧乏人の嫁がイタリアから1人で帰れるかしらww」

「俺たちもう日本だけど?」

「え?」

 

そう、私たちは予定通りの便で日本に帰国していたのです。

 

 

義母の大失敗

実は、大遅刻したのは義母の方。ワインを飲みまくって泥酔し、まるまる24時間も叔父の家のリビングを占拠して熟睡していたのです。

 

成田空港に着いてから、私はすぐに義母に電話。しかし、義母は見当違いのことばかり言うもので、戸惑っていました。そんな私の様子に気づいた夫と義父は、途中から私たちの会話をずっと聞いていたのです。

 

「ひ、ひどいわ!私を置き去りにするなんて!」と半泣きの義母に、「それ、母さんが言う?俺の妻をわざと置き去りにしようとしたくせに」「ちなみに母さんを置いて行こうと決めたのは父さんだよ。もういい大人だし、乗り遅れても自己責任だって」と淡々と返す夫。すると「実はスリにあってチケットを買うお金もないのよ!」と義母は言い出しました。高貴なオーラが出ている自分は大丈夫だと言っていたような……。呆れてものが言えないとはこのことです。

 

呆れながらも夫は「それと……夫として、俺は妻を守る義務がある」「だからこんな嫌がらせをする母さんとは縁を切ることも考えてるよ」「あと、妻のことを農家出身の貧乏人だって見下しているようだけど、妻は俺の倍、2000万以上の年収がある頑張り屋さんだから。二度と馬鹿にしないでくれ」と言いました。

 

私の言いたかったことをすべて代弁してくれた夫に惚れ直しました。義母は言葉を失っていたようですが……。

 

 

 

その後――。

 

夫曰く、義母は叔父のワイナリーをお手伝いする代わりに、叔父に帰国用の航空券を買ってもらうことができたようです。ずっと専業主婦で働いたことのなかった義母には相当堪えたようです。

 

ようやく日本に帰って来た義母は、私に泣いて謝ってきました。けれども夫は今までの仕打ちが許せなかったようで、「縁を切る」と再度宣言。今も義母からの連絡は夫がすべてシャットアウトしてくれているので、今は穏やかに暮らしています。

 

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