記事サムネイル画像

要介護の義父が亡くなると義妹「介護ご苦労様!もう出てっていいわよ」お望み通りにした結果

私は現在30代後半。結婚してから10年間、義父の介護をしてきました。夫は4年前に他界しましたが、その後も義実家で同居を続けているのです。義妹と義母は天涯孤独の私を介護要員のように扱い、家事全般まであらゆることを押し付けられていました。

 

義父が亡くなり…

その昔、天涯孤独だった私と夫との出会いを作ってくれたやさしい義父。夫が大好きだった義父のことを、私も一生懸命介護してきたのですが、先日ついに亡くなってしまいました。しかし実家にニート中の義妹は、生前から「老いぼれ」だなどとひどい言葉で義父を虐げており、他界後には「せいせいした」とひと言。あろうことか義父の香典で義母と一緒に温泉旅行に出かけてしまいました。

 

私は、葬儀の後片付けや介護用品の始末などをすべてやっておくよう命じられ、ひとり義実家に取り残されていました。すると、「すごい露天風呂でしょ♪」と、満面の笑みの義妹から旅行の写真が送られてきたのです。 

 

さらには、「私たちが旅行から帰るまでに遺品整理は終わらせてよ?」という念押しまで。私は、この人たちには何を言ってもムダだと諦めの境地で返信をしました。

 

「お義父さん、私物もほとんどなかったので、明日には終わります」

 

心を決めた私

「あ、そう。じゃあもう終わりだね。お義姉さんも自分の荷物を整理しておいて」 

 

義妹からのメッセージに、私は「えっ?」となりました。 そして、立て続けに言うのです。

 

「お父さんの介護ご苦労様!」

 

「お義姉さんの役目は終わったから出てって」

 

「お母さんも賛成だって」 

 

「わかりました、出ていきます」

 

どうやら義母も、私の存在はもう不要だと思っている様子。もともと嫁姑の仲は冷えたもので、嫌われているのは感じていたので、私は心を決めました。

 

 

数日後

私がさっさと荷物をまとめ、義実家を出てから数日後。義妹から何度も電話があり、しぶしぶ出てみると……。

 

「お義姉さんごめんなさい! 謝るから、うちに戻って来て」と弱り切った様子。

 

「今までずっと家事もしてもらっていたから、今は家の中がぐちゃぐちゃなの。お義姉さんが在宅勤務でうちにお金を入れていたことも知らなかった! お父さんの遺産があるって聞いていたのに、お母さんの散財のせいでほぼゼロ。これじゃ暮らしていけない」と泣き出したのです。

 

私は冷静に伝えました。「姻族関係終了届(配偶者の死後、義両親や義理の兄弟姉妹などの親族との関係を法律的に解消するための届出)を出したので私たちはもう他人。助け合う義務も縁もありません。あなたたちと親族になるくらいなら、身寄りなんていなくて結構です」

 

その後、義母は義実家を売り払って遠方の親戚を頼り、義妹もアルバイトを転々としているそうです。夫が亡くなってからいろいろとつらいことが重なりましたが、私にとってはどれもかけがえのない思い出ばかり……。義父と夫の記憶を胸に、これからの人生を頑張って生きていこうと思います。

 

--------------

10年もの間介護をしてくれたお嫁さんを突然追い出すとは、本当にひどい仕打ちです。後からすり寄られても、心が動くはずがありません。むしろ、これで法律上もきれいサッパリ離縁できてよかったのではないでしょうか。

 

 

【取材時期:2024年7月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    エンタメの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む