ドアの向こうに、見知らぬ金髪の男性が…
ある日の夜9時ごろのこと。ピンポーンとインターホンが鳴りました。こんな時間に誰だろうと夫とインターホンの画面を見てみると、見知らぬ外国の方の姿が映っています。金髪の若い男性で、クチャクチャとガムを噛んでいるようです。1歳の娘の泣き声がうるさいと文句を言われるのか、それとも、最近は外国人男性による事件がニュースになっていたし、何か犯罪に巻き込まれるのかなど、いろいろな考えが頭の中に流れます。
怯えている私の様子を見た夫が「俺、出てみるね」と言うので、私は娘といっしょに部屋の中で夫を待つことに。無事に夫が戻ってくるか心配でドキドキしながら待っていると、戻ってきた夫の手にはおしりふきが大量に入った段ボールが。どうやら、わが家がネット注文で箱買いしていたおしりふきが、手違いで別の場所に配達されていたようでした。「これうちに届いてました」「あなたの家のでは?」と、その男性はわざわざ持ってきてくれたそうです。
大量のおしりふきが届き、邪魔になっただろうし迷惑だったはずなのに、わざわざ届けてくれたやさしい外国の方。それなのに私は、人を見か目で判断するなんて恥ずかしいことをしたなと大反省。これからは見た目で判断しすぎないようにして、相手に失礼にならないよう心がけようと思った出来事です。
著者:小田 ひな/20代・ママライター。おてんばな1歳の女の子と、おふざけが好きな夫の3人家族。毎日ハッピーに過ごすことがモットー。初めての子育てを楽しんでいる。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)