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義母「悪いことをしてきたの?」娘の病気を報告すると、残酷な言葉の数々。悔し涙を拭い心に決めたこと

娘が耳の病気を患い、手術が必要になりました。そのとき周りから言われた言葉に悔しくてたまらない気持ちに……。でも、私が悲しんでいる場合ではないと、ハッとさせられたお話です。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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2歳の娘の病気が判明し、義母に報告すると…

娘が2歳になったとき、耳鼻科で先天性真珠腫が見つかり、手術することになりました。先天性真珠腫とは、胎児のときに皮膚の一部が耳の奥に入ってしまい、徐々に大きくなるという病気だそうです。

 

親戚の中には、誰一人として手術や入院をした人はいません。70代の義母は、子どもを4人産み、孫も8人いて、みんな元気に育っています。

 

おそらく、健康に育つことが当たり前だと思っているためなのか、私が娘の病気を伝えると、義母は「かわいそう」と言うだけでなく、私に対し「何か悪いことをしてきたの?」「健康に産んであげてほしかった」などと言ってきたのです。

 

心の中で「私だって健康に産みたかった!」と思いつつ、義母には「どうしてなんでしょうね……」と返事することしかできなかった私。きっと義母は孫が病気になったことが悔しくて悲しくて、私に気持ちをぶつけてきたのだろうと感じましたが、それでも義母の言葉はつらかったです。

 

私は夜になると寝ている娘の顔を見て、「健康に産んであげられなくてごめんね」と何度も泣きました。

 

 

小児病棟で過ごしてみて気づいたこと

手術をするため、私は付き添いのため小児病棟で数日間を過ごすことに。小児病棟では、いろいろな病気と闘っている子どもたちと親がいました。

 

数名の親御さんと話す機会があり、私と同じように悔しくて悲しい思いをしながらも、子どもを支えている親御さんがこんなにいるのだと、知ることができました。

 

一番つらいのは、子ども自身。いつまでも自分を責めてばかりではなく、親として前向きに考えていかなくてはいけないと、強く思うようになった出来事でした。

 

 

幸い、娘の手術は無事に終わり、元気に育っています。小児病棟に行ったことで、健康で生きていることにもっと感謝しないといけないと感じました。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:花坂 芽以/30代女性/2016年生まれの女の子と2020年生まれの男の子の2児の母。趣味はネイルで、最新家電や最新のファッションにも関心あり。

イラスト:ななぎ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)

 

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