家では、私一人がずっと大忙しです。夫と息子たちは、残念ながら誰一人として手伝いをしてくれません。
誰も味方をしてくれない家族
息子たちは反抗期なのか、私に対しては暴言ばかり。
夫に相談しても、「あいつらの態度が悪いのは、お前のしつけがなってないからだろ!」と言い、まったく話を聞いてくれないのです。
夫と一緒に家にやってきたのは……!?
ある休日のことです。夫が用事があると出かけたのですが、しばらくすると見知らぬ女性を連れて戻ってきました。そして私を見るなり彼女は「うわ~、本当におばさん……!」と失礼なことを言ってきます。
訳が分からず夫に聞いてみると、彼女は夫の会社の新入社員で、しかも夫と付き合っている20代の女性だというのです。そして、夫は衝撃的な言葉を投げかけてきました。
「彼女が妊娠したから、三つ子連れて出てって。お前とは離婚な」と。
私の決意表明
この事態にはさすがに息子たちも私も呆然としました。しかし、私は夫の言いなりになるつもりはさらさらありません。
夫とその不倫相手には慰謝料を請求することに決め、「子どもたちは置いて行きます」とを告げました。だって、息子たちは夫と前妻の子なのですから。
不倫相手は「子どもを置いていくなんて、あなた最低ね!」と私を非難しましたが、夫は息子たちが自分の連れ子であることを不倫相手に話していなかった様子。
息子たちは私がどれだけ愛情を注いでも、私に乱暴な言葉を吐き、ほとほと疲れていました。どれだけ息子たちの粗暴さを伝えても何もしてくれなかった夫……私は一人で家を出て行くことを決めました。
夫が顔面蒼白に
息子たちを私が置いて出て行くと聞いた夫は、焦り始めました。不倫相手は、「私、いきなり三人の中学生の母親になるとか、絶対無理だからね!」と告げ、怒って去って行きました。
私たち家族も、浮気相手も自分の元から去ってしまうと分かった夫はみるみる顔面蒼白になり、私に謝罪してました。でも、もはや許す気にはなれません。結局、夫は不倫相手と別れ、一人で息子たち三人を育てることになったようです。家事も育児も全然していなかった夫は、乱暴な子どもたちの子育てにさぞ苦労していることでしょう。
家族の元を去った私は今、穏やかに一人暮らしを謳歌しています。家族のために、随分苦労してきました。これからは自分のために楽しく生きていこうと心に決めています。
【取材時期:2024年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。