学校や先生のまさかの対応
不安に思った私は、小児科で息子のアレルギー検査をしてもらったのですが、結果は陰性でした。しかし医師から「原因はわからないが念のため小学生の間は魚を給食から除去して様子を見てみましょう」と言われ、学校への給食除去メニューの指示書をもらったのです。私はすぐに、医師からもらった給食除去メニューの指示書を学校へ提出し、病院で受けた説明を連絡帳に記載し、念のため連絡もしました。
担任の先生や栄養士さんに直接、説明させてほしいとお願いすると、学校は「後日連絡します」と。すぐに対処してくれないの?と少し疑問に思いながらも、連絡を待っていました。しかし、しばらく経ってもまったく連絡が来なかったので、保護者会のときに先生にお尋ねしました。すると、先生からまさかの言葉が……。
なんと先生は「学校でも除去希望って意味だったんですか? てっきり家庭で除去しますって報告されたのかと思っていました。家庭でのことに学校は関係ないのにおかしいなと思っていました」と言うのです。
私が学校に連絡して以降、息子の給食はどうしていたのかと先生に聞くと、自己責任で食べるか食べないか判断するよう伝えていたとのことで、給食に魚が出た日は、息子は自分で気を付けていたそう……。私はてっきり連絡した次の日からは、先生が給食の内容を確認してくれていると思っていたので、その話を聞いたときはゾッとして、この先もこの先生で大丈夫だろうかと不安で堪らなくなりました。
その後すぐに、栄養士さんに面談をしてもらい、次の日からようやく魚を除去した給食メニューに変えてもらうことができました。この出来事から私は、学校も先生も忙しいだろうと気をつかい、こちらから連絡をするのをためらうのはやめて、不安なことはすぐに問い合わせるようにしています。
※医師からの除去食対応申請書を提出された学校は、文部科学省が定めるガイドラインに基づき対応が必要となります。保護者と給食に関わる職員間で面談を設け、情報を共有し、今後の取り組みについての確認などを行ないます。誤食防止の目的で、除去メニュー開始の際には教室での他の児童へ対する説明なども行なう必要があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や学校に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:藤岡 春陽/30代・女性・専業主婦。一男三女を子育て中のママ。
作画:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)