42年前の子ども服をくれる義母
ある日、義父母の家に娘を連れて行くと、変色した白いシャツや、赤色のちゃんちゃんこのような物を義母がくれました。突然どうしたのだろうと思い話を聞くと、長女、つまり夫の9歳年上の姉が生まれたときに着せようと思っていたが、機会がなく取っておいた服とのこと。「もう義姉が生まれてから42年経つんですが……? そんな昔の服をうちの子に……?」と私はびっくり!その場では笑って受け取りましたが、カビのようなにおいがひどく、申し訳ない気持ちはあったものの、帰宅後手放すことに。
後日、着せたかどうか連絡が来たので、「ありがとうございました!」とだけ返事……。夫も「姉が子どものころに買った服を俺らに渡すのはひどすぎるやろ……」とぼやいていたので、私ひとりが大袈裟に反応したわけではないとわかりほっとしています。人に贈る物は、相手に喜んでもらえるか考えてから選ぼうと反面教師にした出来事です。
著者:結城 ゆき/40代女性・アルバイト
10歳、12歳の子どもを育てる母。教育機関でアルバイト中。たまにひとりになれる時間が大好き。
作画:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)