【節約のつもりが逆効果①】20万以上かかる食洗機の交換
節約というと、さまざまなことをガマンしたり、セーブしなければいけないと思いますよね。確かに、浪費家時代の支出から考えると、ガマンしていることも増えたかもしれません。特に、大きな支出につながる家電の購入や旅行は、そのひとつ。
節約を始めた当時、ヘビロテしていた食洗機が故障してしまいました。ビルトインタイプだったので、“修理するにも買い換えるにも莫大な支出になるだろうな”と思い、壊れたままにしていました。
食洗機のない生活を続けること2ヶ月。当時は5歳、2歳とわんぱく盛りの息子たちの子育てと家事にてんやわんや。正直、食器を手洗いする余裕はありませんでした。
ようやく諦めて業者を手配し、食洗機を交換してもらうことに。その額、20万円超え……。月収20万円ほどのわが家にはきつい支出でしたが、今思えばメリットの方がはるかに多くありました。
思い切ったら水道代が節約できた!
一つ目は、水道代の節約。たった2ヶ月の手洗い期間でしたが、驚いたのはその間の水道代の請求額!なんと、食洗機を使っていた時の3倍だったんです…。もちろん、食器洗いだけが原因ではないかもしれませんが、これだけの金額がかかるなら、新しい食洗機に変える20万円分の元があっという間に取れる計算になります。
子どもと過ごす時間も増えた!
二つ目は心のゆとり。節約は今一瞬だけ頑張ればいいものではありません。いかに無理なく、長く続けるかがポイントです。食器を手洗いする時間を削減し、その分家事の負担を軽減したり、子どもたちと過ごす時間に当てられる方が、よっぽど気持ちにゆとりが生まれます。
なんでもかんでも“高いから”と支出を出し渋るのではなく、それに対する費用対効果を考えた上で、メリハリをもって節約するのが大切だと学びました。
【節約のつもりが逆効果②】食費のために外食をガマン
節約を始めてから見直すようになった費目のひとつが“外食費”です。毎日の献立を考えるのは大変。たまにはラクしたいと思い、よく外食に出かけていました。頻度が高かったころは、平日のお昼は毎日。土日もお昼か夜は外食、なんてことも。
当然ながら、外食をするより自炊した方がはるかに節約になるのはいうまでもありませんよね。でもだからと言って、自炊オンリーにしてしまうと、私の家事負担が増えるし、家族でのレジャーとしての楽しみが減ってしまいます。
このままだとイライラして心くじけそう……となって始めたのが“おうち外食”でした。例えば、子どもが大好きなハンバーガーのセットを作ったり、時には居酒屋メニューだらけのおうち居酒屋を楽しんだり、時にはカフェのようなワンプレートごはんにしてみたり。これがわが家にはピッタリとハマりました。
少しの工夫で“おうち外食”
▲市販のバンズと冷凍ポテトでファストフード風
▲餃子や冷やしピーマンなどで居酒屋風
▲残り物もワンプレートにするとカフェ風に
これは息子たちが12歳、9歳になった今も続けています。二人とも食べ盛り!成人男性以上に食べるほどになって、ますます外食は高くつくように。ただガマンするよりも、家にいながらレジャーやエンタメ感覚が味わえたら楽しいですよね!
【節約のつもりが逆効果③】「あれもこれも」と全部をケチる
先ほどもお伝えしましたが、節約は長く続けることが肝心です。もちろんみなさんも「節約しなきゃ!」と毎日さまざまな節約術をされているのではないかと思います。でも、時々気持ちが折れることってありますよね。私もよく、“なんのために頑張ってやりくりしてたんだっけ?”と思うことがありました。その反動で、爆買いや暴飲暴食をしてしまうこともありました。
そうならないためにぜひやってほしいのが、目標の設定です。何のために、いつまでに、いくら貯めたいのか。これを明確にすることによって、より節約が続けられるようになります。
目標の設定するときの注意点!
ひとつ注意してほしいのが、あまりにも遠い未来を目標にしないこと。例えば10年後に必要となる子どもの大学の学費や、老後の資金など。節約初心者にとって、遠い未来のために節約をしながらお金を貯めるのはちょっとハードルが高いんですよね。
まずは短期〜中期の目標から挑戦するのがおすすめです。例えば、夏休みの旅行代や、子どもの誕生日プレゼント代、推しのライブ参戦代など。先ほどの学費や老後資金と比べると、現実味がありませんか?
まずは割と近い未来のための節約からスタートして、少しずつ節約体質になった方が、効率的に節約ができるようになります。
譲れないこと、優先順位を考えてみる
今回は実際の私の体験をもとに、節約のためと思っていたことが逆効果だったことをご紹介しました。節約はいかに無理なく、生活の一部として続けられるかがポイント。
節約=ガマンばかりで苦しいのではなく、工夫次第で楽しく続けられますよ。ぜひ参考にしてみてください。