ふんわりヘルシーなお好み焼き
今回ご紹介するのは、NHK「きょうの料理」で土井善晴さんが披露した「お好み焼き」です。
材料を見る限りでは普通の豚玉。でも、なんだか"お店のやつ"に近づける予感がします。早速作っていきましょう。
土井善晴さん「お好み焼き」の作り方
材料(2枚分)
・山芋…50g(つくね芋、長芋など。分量よりも多めに準備するとすりおろしやすいとのこと)
・だし…1カップ
[A]
・キャベツ…340g
・ちくわ…90g
・青ねぎ…1本(50g)
・紅しょうが…20g
・小麦粉…90g
・塩…少々
・卵…2個
・豚ロース肉(薄切り)…6枚
・レモン汁…少々
・お好み焼きソース…適宜
・青のり粉…適宜
・削り節…適宜(だし粉と表記されているものを使いました。)
・マヨネーズ…適宜
・ケチャップ…適宜
・練りがらし…適宜
・サラダ油…適宜
※使いやすい長芋を準備しました。
※今回は、サラダ油の代わりに太白胡麻油を使用しました。
<下準備>
だしはあらかじめ用意して粗熱を取っておきます。
作り方①材料を切る
キャベツ、ちくわ、紅しょうがは粗みじん切りにしておきましょう。青ねぎは小口切りにします。
作り方②山芋の準備
山芋はよく洗って皮ごとすりおろします。伸びた根がついていれば、火で焼き切り、ちょっと変色した部分もそのままおろして混ぜ込んでいきます。
皮付きのままおろすのは初めて。意外な発見です。おろした山芋にだしを加えてざっと伸ばします。
作り方③種を作る
【A】のキャベツ、ちくわ、紅しょうが、青ねぎと、だしで伸ばした山芋を混ぜ合わせます。そこに小麦粉と塩を加え、ざっくりと混ぜておきましょう。
この時、粉がまだ見えるくらいまでで止めておくのがコツのようです。生地の半量を取り分けて、卵を1個割り入れ、さらにざっくり混ぜます。
作り方④焼く
ホットプレート、またはフライパンを中火で十分に熱し、サラダ油少々をひいて全体になじませます。卵を入れた生地の2/3量を乗せて軽く広げ、豚ロース肉を3枚乗せましょう。
今回の豚肉はロースなので、間に挟むのですが、バラ肉の場合は上に乗せて、ひっくり返してカリッと焼くのがおすすめです。
残りの1/3量を乗せて形を整え、蓋をして3〜4分、弱めの中火で蒸し焼きに。この時直径約22〜23cm、厚みは2〜3cmを目安に成形します。
片面が焼けたら引っくり返しますが、ふんわり感キープのためここで押さえるのはNG。また蓋をして3〜4分間蒸し焼きにします。
作り方⑤仕上げ
もう一度上下を返し、表面にレモン汁を塗りましょう。これが意外な隠し味になるのだとか。
お好み焼きソースをたっぷりと、青のり粉と削り節をふり、出来上がりです。もう1枚も同様に焼きましょう。
マヨネーズ、ケチャップ、練りがらしなどはお好みで。ヘラで切り分けていただくのが大阪風です。
真っ当な大阪風お好み焼き
ふわふわやわらかな仕上がりに、うん、これを求めていたのだ!とガッツポーズです。
ちくわもいい仕事してるなぁ、やっぱりだしはちゃんと取らないとだなぁ。細かなところまで手を抜かないことが味の底上げをするのだ、と思いつつ、パクパクいただきます。
ちゃんと感じられるレモンの酸味に、甘いソースとケチャップが重なると味が濃厚に感じられて最高です。
間に挟まれた豚ロース肉もやわらかくていいねぇ。からしをちょっとつけて味変するのもまた乙なもんだねぇ、なんて言いながら、冷たいビールをひと口、至福。
完成度あげていこう!
これからのお好み焼きはこれをベースにしようと思います。お腹いっぱい食べたばかりなのに、もう食べたい(笑)。
皆様も、ぜひみんなでわいわい焼いてみてくださいね。