上司の衝撃発言にあ然
当時、妊娠したことがわかった私は、直属の上司である女性のAさんに報告をしました。するとAさんは「妊娠したんだ~! でもね、つわりは病気じゃないからね! 少しぐらい我慢して仕事するんだよ」とまさかの衝撃発言! Aさんのことは信頼しているし、子どもも2人いるので出産する人への思いやりを持っていると思っていたのに……。と、私はショックを受けました。どうやら、出産した他の同僚も同じ発言をされていたようです。
それからしばらくして、つわりがひどく体調が優れない日が増えてきましたが、私はAさんの言葉の通り我慢して仕事をしていました。するとその様子を見ていた男性上司のBさんが「つらいときは無理せず休んでね」と言ってくれました。しかしAさんは、「私もそう言ったんですけど、無理して出勤してくれて〜、助かってるんです〜」とさらなる衝撃発言。するとBさんが「無理させてどうするんだ、何かあってからでは遅いぞ。上司が寄り添ってあげないといけないだろう。無理して出社させてはダメだ」とビシッと言ってくれたのです。Aさんは気まずそうにうつむいていました。それ以来、Aさんへの信頼は大きく崩れてしまいました。
つわりは病気じゃないとはいえ、「我慢しろ」というAさんの考え方は衝撃的でした。幸い、別の上司であるBさんが、つらいときは無理せず休むようにと言ってくれたおかげで、体調が悪いときは何度かお休みを取ることができました。私が将来上司の立場になったら、相手の体調を考えてやさしく接しようと決意した出来事です。
著者:松下りさ/30代・ママライター。音楽が大好きでお喋りがじょうずな1歳半の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとにひとりでネットショッピングをするのが至福の時間。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)