美味しさの条件は「採れたて」じゃない!?
「かぼちゃって夏が旬の野菜じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
確かに国産かぼちゃの収穫は真夏から初秋にかけてです。
しかし本当に甘くておいしいかぼちゃは、採れたての鮮度抜群のものではなく、収穫から少し時間が経ったものなのです。
「野菜といえば鮮度が命。」と思いがちですが、野菜の種類によってはその限りではなく、かぼちゃもその1つです。
国産かぼちゃの場合は、収穫後2〜4週間追熟することででんぷんが糖に変化し、甘くホクホクとした味わいになるんです。
つまり、国産のかぼちゃはこれからの時季に美味しいものが出回るというわけです。
選び方を知っておくとさらに美味しいものを食べることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
美味しくないNG「一玉かぼちゃ」の特徴
NG①ヘタの切り口がしっかり乾燥していない
かぼちゃは追熟期間が短いと甘みが少なく、水っぽくなってしまいます。 ヘタがみずみずしかったり、緑色をしていたりするようなものは収穫されてすぐのものです。
一玉丸ごとのかぼちゃを選ぶ時は、ヘタの切り口がしっかりと乾燥していて、コルク質になっているものを選びましょう。
NG②皮の色むらが白っぽい
かぼちゃの皮は大抵の場合、色むらがあります。
1玉丸ごとかぼちゃを選ぶときは、かぼちゃの色むらに注目すると良いです。色むらの部分が白っぽいものを選ぶのはNG。
かぼちゃ皮の色むらは実の色と同じなので、そこが白っぽいかぼちゃは完熟が不十分な可能性があります。
品種にもよりますが、一般的に多く出回っている品種の場合、皮の一部分が濃いオレンジ色をしているかぼちゃは畑でしっかり熟して甘くなっている可能性が高いと言えるでしょう。
美味しくないNG「カットかぼちゃ」の特徴
NG①わたの部分がカビている
カットかぼちゃはワタの部分にカビが生えやすく見落としやすいので注意が必要です。 緑のカビは発見しやすいのですが、白カビの場合は見落とす場合があります。
もちろんカビは論外ですが、状態の良いものを選ぶなら種とわたがギュッと詰まったものを選ぶと良いでしょう。
NG②実の色が白っぽい
かぼちゃは切ってから時間がたってくると、白っぽく変色してしまいます。 また、完熟していないかぼちゃも白っぽくなりますので、実が白っぽいかぼちゃは避けた方が良いでしょう。
かぼちゃの選び方まとめ
今回は「美味しくないNGかぼちゃの見分け方」を紹介しました。
水っぽかったり、白っぽかったり、わたがカビているかぼちゃはNG!
ぜひ売り場でNGかぼちゃを見抜いて、本当においしいかぼちゃをたくさん食べていただけると嬉しいです。