もしもの時のために知っておきたい!防災サバイバルレシピ2選
リュウジさん考案の「防災サバイバルレシピ」全4種類の中から、2種類をピックアップしてご紹介します。
「防災サバイバルレシピ」のポイントは「手元にあるものを丸ごと無駄なく使い、温かいものでカロリーをとって生き残れ!」とのこと。
栄養バランスよりも、炭水化物やタンパク質をいかに摂取するか考えられており、災害時に電気やガス、水道などの生活インフラが停止してしまった際でも作れるレシピです。
ただし、食材の他にカセットコンロと水だけは備蓄しておく必要があるため、あらかじめ用意しておいてください。
防災サバイバルレシピ①「水を使わない!サバ缶焼飯」の作り方
材料(1人分)
- パックご飯…1個
- サバ缶…1個
- 醤油…大さじ1
- うまみ調味料…5ふり
作り方①パックご飯とサバ缶をフライパンで焼く
パックご飯と、サバ缶を汁ごとフライパンに半々に分けて入れ、同時に焼いていきます。
パックご飯は電子レンジで温めずに、そのままフライパンに投入。サバ缶と分けて熱することで、中までしっかり火の通った仕上がりになります。
作り方➁調味料を入れてかき混ぜる
醤油とうまみ調味料を加え、全体をかき混ぜます。お好みで黒コショウ(分量外)を加えます。
汁が煮詰まるまで熱したら完成です。
【実食】香ばしさが食欲をそそる!
洗い物を出さないために、直接フライパンから食べましょう。
災害時に洗い物を減らすことは非常に重要。調理器具をそのまま食器として使えば、洗い物はフライパンとスプーンのみで済みます。
サバ缶とパックご飯はしっかりと焼かれたことで香ばしい風味に。たった2種類の調味料で深みのある味わいになりました。
こちらのレシピ、サバ缶に限らず缶詰であれば魚の種類は問わないそうです。種類が限定されない分、備蓄しやすくなるのはありがたいですね。
防災サバイバルレシピ②「フライパン1つで完結!サンマ蒲焼缶詰のパスタ」の作り方
材料(1人分)
- パスタ…100g
- サンマ蒲焼缶詰…1個
- 水…330ml
- 醤油…小さじ2と1/2
- うまみ調味料…4ふり
作り方①フライパンで水を沸騰させパスタを茹でる
フライパンに水を注ぎ沸騰させます。
沸騰したらパスタを先端から押し付けてお湯に浸からせましょう。
ある程度先端が広がったら、手を離すだけでパスタが放射線状に広がります。
この方法にはパスタ同士がくっつくのを防ぐ効果があるんです。
ただし、フライパンからはみ出したパスタは焦げやすいので、すぐにフライパンの中に入れ込んでください。
作り方➁サンマ蒲焼缶詰と調味料を入れて煮込む
サンマ蒲焼缶詰を汁ごと入れて、醤油とうまみ調味料を加え、あればオリーブオイル(分量外)を少々加えます。煮汁がほとんどなくなるまで加熱したら完成!
お好みでマヨネーズ(分量外)を添えます。
レシピにパスタを茹でる時間の明記はありませんでしたが、今回使用する材料はそのまま食べられるものだけなので、パスタの袋に記載の茹で時間内で調理しました。
缶詰の種類や、火力により茹で時間は異なりますので、様子を見ながら調理してください。
【実食】普段の料理にも応用できるワンパンパスタ!
「水を使わない!サバ缶焼飯」と同様に、洗い物を出さないためにフライパンから直接食べましょう。
サンマ蒲焼の油と茹で汁が乳化、さらにパスタから流れ出たデンプンでもとろみがつき、タレがパスタによく絡んでいます。
このレシピでは、パスタを茹でる工程に始まり、煮詰めるまでをフライパン1つで完結しました。
このレシピの素晴らしいところは、災害時だけでなく普段の料理にも応用できること。簡単なうえに食べ応えもあるため、疲れて帰ってきた日の夕食にも最適です。
災害時には「丸ごと無駄なく使う」が重要
材料を無駄なく使うことはもちろんですが、洗い物も少なくすることが大切です。ご家庭にある備蓄食材でもぜひ試してみてください。
防災には日頃の備えが肝心。一度作っておくことで、いざというときにも迷わず調理できるはずです。