納豆と食パンが奇跡のマッチ!ひと味違った美味しさ
先日放送された、テレビ朝日系列『家事ヤロウ!!!』では、料理研究家・土井善晴さんの「人生ベストレシピ10選」が紹介されました。
ピックアップされたのは、料理初心者でも簡単に作れるレシピばかり。そのなかの1つに「納豆トースト」があったんです。
このレシピは、同じくテレビ朝日のご長寿番組『おかずのクッキング』で大反響だったもの。
ちょっとした作り方のポイントを押さえれば、納豆とトーストが最大限にマッチするそうです。
『家事ヤロウ!!!』に出演していた、松たか子さんも「美味しそう〜」とコメントしていましたよ。
土井先生のレシピに絶大な信頼をおいている私は、さっそく作ってみることに。
土井善晴さん「納豆トースト」の作り方
材料(1人分)
- 食パン(6枚切り)…1枚
- 納豆…1パック
- オリーブオイル…大さじ2
- 塩…少々
※今回は岩塩を使用しました。
※納豆の付属のたれ・からしは使いません。
作り方①納豆と塩を混ぜる
納豆1パックに塩を少々入れ、混ぜてください。
塩で味をつけることによって、素材本来の味が生きるそうですよ。
塩加減は最後に調節できるので、最初は控えめでも大丈夫。
作り方②食パンに切り込みを入れる
食パンに横から半分、L字に切り込みを入れ、納豆を詰めましょう。 私は今まで納豆を上にのせて焼いていたので、目からうろこ!
これなら、サンドイッチ用の食パンを使わずとも、いつもの食パン1枚でサンドできますね。
土井先生は「上にのせたらね、口大きく開いて食べなあかんでしょ。これはエレガントな納豆トースト」と独特の口調で解説していました。
作り方③フライパンで焼く
オリーブオイルをひき、熱したフライパンで、食パンの両面をこんがりと焼きましょう。
オリーブオイルがキューピッドになって、食パンと納豆を結びつけるそうです。
さらに油で焼くことによって、パンがクルトンのような食感になるのだとか。
裏返し、フライ返しで表面をさわると「カリッ」と音がして、とっても美味しそうです!
作り方④カットする
食べやすいサイズに切り、断面に塩を少々振って完成。
【実食】サクッ!トーストと納豆の一体感に感動
今まで、食パンの上に納豆をのせてトースターで焼いていましたが、納豆が温まるまで火を通そうとすると、食パンが先に焦げることもしばしば。
フライパンで焼いたことによって、均一な仕上がりになりました。
食パンに開けたポケットの中に納豆を入れているため、食べる最中に納豆がこぼれる心配もありません。
なんといっても、食パンと納豆の一体感がハンパないんです。
外側はカリッと香ばしい食感で、内側はしっとり。まるで昔からそこにいたかのような、ネバネバ納豆がお目見えします。
納豆の塩味が全体にほどよく染み込み、付属のたれを使った納豆トーストよりも馴染んでいます。
納豆そのものの優しい味わいが塩によって際立って、食べる手が止まりません。
油が少し多いのでは?と心配していましたが、決してしつこくなく「和」の要素が強い納豆と「洋」のトーストをうまく橋渡ししています。
それぞれの良いところが引き出されていて、コーヒーにも日本茶にも合いそうな絶妙なバランスです。
なるほど、納豆トーストはこうやって作れば良かったのか。
今まで作った納豆トーストの中で、最も美味しいものが出来上がりました。
これからは土井先生のレシピで
作り方を少し変えるだけで、食感や味がこんなに変わるとは驚きです。
フライパンを使うぶん洗い物は出ますが、忙しい朝でも作れる簡単レシピ。
いえ、朝だけでなく、昼にもおやつにも食べたくなるでしょう。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。