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「クサっ!」宅配ボックスを開けると謎のおすそわけ→義母の嫌がらせ?

義母は悪い人ではないのですが、少しおせっかいな性格です。特に「食べてね攻撃」は、親切を越してなかば迷惑の域に至っています。

義母は私のためにと言って、頻繁に食べ物を持ってきてくれるのですが、食べきれず、冷凍庫はいつもパンパン。時々ダメにしてしまうので申し訳ない気持ちでいっぱいです。

食べきれないと言っても、義母のおすそわけは続くのでした。

 

悪臭事件の真相

私たち夫婦がそれぞれ1週間の出張に出かけていたとき、事件が起こりました。帰ってくると、何だか家のまわりで異臭がします。しかしそのときは疲れで鼻がおかしくなっているのかもと思い、あまり気に留めませんでした。

 

しかし義母からの電話で異臭の正体が判明!「宅配ボックスの中に入れたおかず、おいしかった?」と義母。聞けば、私たちが出張に出かけた1週間前に、宅配ボックスに作りすぎたおかずを入れておいたと言うのです。

 

慌てて見にいくと、宅配ボックスの中には悪臭を放つプラスチック容器が入っていました。すでに様子がおかしくなっていて、処理するのも憂うつなほど……。まさか出張で留守だと思わなかったと義母は言いました。

 

義母のおすそわけは嫌がらせ?

ずっと思っていたことなのですが、義母のおすそわけは本当に善意なのでしょうか。

 

なぜなら、義母のおすそわけは塩辛いものや高カロリーなもの、異様に甘いものばかり。それも、私のために……と言って夫がきらいなものや食べられないものばかり持ってくるので、食べるのはいつも私だけです。正直つらくて食べられないこともありました。

 

夫も薄々、同じ思いを感じていたようです。

 

今のままでは食べ物がもったいないことはもちろん、無理やり食べている私の体にも良くありません。

 

私たちはあれこれと考え、義母におすそわけ返しをすることにしました。例えば、義母が持ってきた塩辛い肉じゃがは潰してコロッケに、また別の日は大量のまんじゅうを揚げまんじゅうにリメイクして、義母の家に届けました。

 

最初は顔をひきつらせながらも受け取ってくれた義母でしたが、ついには「あなたが食べて」「私はいいから〜」とやんわり拒否。しかし「いただいたものは一緒に食べたい」と引かない私を前にして、ついに義母が折れました。

 

義母の本音

義母は「意地悪をしてごめんなさい」と謝ってきました。やはり、私をわざと困らせていたのです。夫が私ばかりを大切にしていると感じた義母は、さびしくて、うらやんでいたそう……。

 

しかしよくよく話を聞くと、悪意ばかりではありませんでした。私と仲良くなるきっかけもほしかったと、義母は言います。塩辛いものや高カロリーのものは私への意地悪でしたが、甘いものは本当に食べてほしい差し入れだったとのことです。

 

義母の気持ちに気付けなかったことを反省した私たち……。悪意あるおすそわけだと決めつけたことを謝り、無事和解できました。

 

その後、義母は相変わらずわが家におすそわけを持ってやってきます。しかしどれもちゃんとおいしく食べられるもの。私たちは、時々一緒に食事をするようにしています。

 

私と義母はすっかり仲良くなりました。あのとき、本音を聞けて良かったと思っています。

 

 

息子を取られたように感じて、さびしくなる義母の気持ち……。理解できないことはありませんが、やはり意地悪は良くないですね。ときには腹を割って話し合うことの大切さがよくわかりました。

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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