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「もう少しで命に関わっていたよ」鍋料理を食べて咳きこんだ息子→救急車で運ばれた!一体何が…!?

いつもと変わらず家族で夕食を食べようとしていたときのことです。メニューは息子にとって初めての海鮮鍋。しかし、楽しく鍋を囲むつもりが、とんでもない事態になってしまったのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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初めての海鮮鍋を食べた息子に異変が…!?

ちょうどいい温度に冷めた海鮮鍋のスープを2歳の息子に食べさせたところ、突然、咳をし始めました。最初はただむせたのかなと思いましたが、咳はおさまらず、みるみるうちに息子の体に赤い発疹が広がり、顔が腫れ上がってきたのです。

 

額に手を当てると発熱もしていました。心臓の音が聞こえるほど、心拍数も上がっています。このとき、穏やかなはずの夕食が突然悪夢に変わりました。

 

そして、息子はますます呼吸が苦しそうになり、大きな赤い発疹が全身に広がりました。事態の深刻さに私は大慌て! これは大変だと、すぐに救急車を呼んだのです。

 

救急車の中でもパニック状態の私。救急隊員の方から何を食べてこのような症状になったのか、これまでにアレルギー症状が出たことはあるかなどを質問され、魚介類でだしをとった海鮮鍋のスープを飲んだことや、これまで食べた物でアレルギー症状が出たことはないことを伝えました。救急隊員の方の冷静な対応のおかげで、徐々に落ち着きを取り戻すことができた私。

 

 

病院で告げられた診断結果は…

病院で、息子はアナフィラキシーショックを起こしていると診断されました。すぐに点滴治療を受け、症状は落ち着きましたが、大事を取ってひと晩入院することになったのです。

 

医師からは「もし、もっと対応が遅れていたら、命に関わる事態だった」と告げられ、恐怖を感じました。

 

のちのアレルギー検査で、アレルゲンがホタテであることが判明! 海鮮鍋のだしにホタテエキスが使われていたのです。ひと晩入院すると息子はすっかり元気になり、何事もなかったかのように回復してホッとしました。

 

 

今でも息子が苦しんでいた姿を思い出すと、胸が張り裂けそうになります。魚貝類がアレルゲンになるという知識がなく、アレルギーに対する認識が甘かったことも母親として反省しています。それからは外食や買い物をする際、食品表示を必ず確認し、ホタテが含まれていないか注意深くチェックするようになりました。二度とあのときのような思いはしたくないです。

 

 

※子どもに初めての食材を与えるときは、食物アレルギーの症状が出た場合にすぐに病院を受診できるよう、病院が開いている平日の午前中などに与えると安心です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:山本みつる/40代女性/2児の母で子どもは長男2002年、次男2007年生まれ。わが子の子育てからは手が離れたものの、隣に住む兄夫婦の子育て奮闘記(長男2017年、次男2014年生まれ)を横目で眺め懐かしんでいる日々。

イラスト:森田家

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

 

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