同棲時代のお財布は別々
結婚前、私と夫はそれぞれひとり暮らしをしていたのですが、私が夫の家に行くことが多く、私の家の家賃がもったいないということで同棲を開始しました。お互いに正社員として働いていたので、生活費は完全に折半。給与額は明かしておらず、お金の使い方に口を出すこともありませんでした。
結婚してわかった金銭感覚の違い
そして、同棲して2年ほどで結婚となり、結婚式を挙げることに。大きなお金が必要なため、私たちはお互いに貯金額を教え合ったのですが……。私の貯金額を伝えると夫は、「俺は貯金なんてないよ」とのこと。なんと彼は、給料をすべて使ってしまうタイプだったのです!
「もうすぐ30歳なのに貯金がゼロってどういうこと!?」 と衝撃を受けましたが、今更責めても仕方ありません。お互いのお金の使い方をまったく共有していなかったことを後悔したのでした。
必死で貯金も…
そこからは結婚式に向かって、2人で貯金する日々がスタートしました。しかし、結婚式全体の費用を貯めることは厳しく、ダメ元で式場のスタッフに、「当日支払いはできますか?」と質問。すると、「できますよ」とのことだったので、もらえるであろうご祝儀と結婚式全体の費用の差額を貯金することに、目標を変更したのでした。
結婚式当日、私たちは着物姿のまま控え室でご祝儀袋を開け、なんとか費用を支払うことができました。この経験を通じて私は、夫婦でお金に対する価値観を揃えることの大切さを学び、現在はお互いにしっかり貯金をするようにしています。
著者:新谷けご/40代女性・2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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