りんご収穫最盛期!忙し過ぎる義母に試してみた
10月末になると青森のりんご農家は収穫最盛期に突入。
夫の実家のりんご畑でも家族はもちろん、親戚、友人など多くの方々が集結し青森で一番多く生産されているりんご【ふじ】の収穫がスタートしました。
今回そんな忙しい義母に、TBS『マツコの知らない世界』で中野瑞樹さん(フルーツしか食べないフルーツ研究家)が紹介した、りんご味変「りんごにゆずで味を変える」を実践してみました。
フルーツオタクとも呼べるプロのおすすめの食べ方「りんごにゆず果汁をかけて食べる」、りんご農家の義母はどう味わうのでしょうか!
青森でこの時期ゆず見つける難しさ
そもそも、ゆずそのものを触ったことがあったかも思い出せないほど、青森県ではゆずが身近なものではなかったんです。
香りは何となく記憶にあっても味は思い出せず。
とりあえずスーパーで探しましたが、りんご収穫最盛期に突入した青森の青果コーナーはりんごだらけ。
ゆずがないんです。3軒目のスーパーで2個入り1パック504円(税込)のみ販売していたので早速購入してみました。
お昼休みの義母と『マツコの知らない世界』おすすめの食べ方実食
もちろん義母もりんごにゆずの果汁をかけたことはないそうです。
ゆずをカットするのも初めての私。レモンのようにくし切りにカットしようと思っていたのですが大きなタネがあることを知らず上手くカット出来ませんでした。
台所に置いてあったりんごを1つ頂いて実践です。
薄くカットしたりんごにゆずの果汁をかけて、すぐ義母に食べてもらいます。
「どうですか?」と聞くと義母は……。「ん?うーん」完全に回答に困っています。
そして一言。「りんごが美味いからいらないかな」私は爆笑です。
そして私も食べてみると、「あ、あーうーん」なるほどなるほど……。
確かにりんごがシャリシャリして果汁が多く美味しいのでゆずが邪魔というか、ゆずよりもりんごの酸味や甘味が強く、結果的にゆずはいりませんでした。
ゆずが不味いということではありません。りんごの味の方が強いんです。そして2人で声を揃えて言ったのが「不味いりんごにかけたら美味しそう」です。
それでまた2人で爆笑です。
そもそも不味いりんごって何なんだ?と言いながら、そうか!農家なので、普段からとれたての美味しいりんごに囲まれているからそう思うのか……とハッとさせられました。
遠方に運ばれるものなど、時間が経過したりんごならもしかしたら美味しく感じるのかもしれません!
義母から味変ならコレでしょ
ゆずが美味しいと言うならコレも一緒でしょと、唐揚げについて来たゆず塩をすすめられました。
少量お皿に出してりんごに軽くつけて食べてみます。
「美味い!」やはり塩は万能です。
りんごの酸化を防ぐために皮を剥いたりんごを塩水につけてから冷蔵庫で保管をしたりするのでその味に慣れているせいかもしれません。
また、ゆず塩は生のゆずより香りも弱いので、ゆずがりんごの甘味の邪魔をすることもありませんでした。
農家であることの豊かさ
今回、味変を試してみて分かったことは実家のりんごは美味い!ということです。
りんごの美味しいときを食すことが当たり前のように出来る。りんご畑の横では自分たちが食べる野菜を育て、今一番美味しそうな物を食べる分だけとり、新米もいただける。
また親戚のネギ農家から太くて立派なネギを貰い、ジャガイモ農家からも食べきれない量を貰う。
嫁に来て当たり前に目にしてきたことはとてもありがたいことなのだと、改めて気がつくことが出来ました。
冬の農家の義母の過ごし方もいつかお伝えできたらなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!