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「お父さん、なんで…」父の死がショックで受け入れられずにいた私⇒救ってくれたのはまさかの人物だった…!

脳梗塞で倒れてから11年間、病院で寝たきり生活を送っていた父が数カ月前に亡くなりました。倒れる寸前まで元気に過ごし、生前は孫たちのこともすごくかわいかわいがってくれました。そんな父の病床で起きたのは奇跡のような体験でした。そして葬儀の場では、父の死を受け入れられずに涙もでなかったのですが――!?

 

孫が大好きな父が倒れ…

長男が6歳の年長さんのころに、父が脳梗塞で倒れました。父はその後、失語症と半身麻痺になり、私が面会で会ったときには数日前と別人のような姿になっていました。

 

父は直前まで仕事もしていてとても元気で、また、孫を生きがいに毎日過ごしているような人。孫が望めば何にでもしてあげてしまうようなそんな父だったので、長男はそんなおじいちゃんが大好きでした。

 

意識朦朧の中、奇跡が起きた

入院中の病院は週一の面会制限があり、更に15歳以下は面会不可だったため、息子たちを面会に連れて行くことができませんでした。そこで、孫好きのおじいちゃんには寂しいだろうと思い、面会のときには必ず孫たちの動画を見せていました。

 

時間が経つにつれ、意識も朦朧としている父。けれども孫の動画を見せると必ず目を見開き、やさしい眼差しで頷く姿には驚かされました。

 

葬儀で見せた長男の姿にハッとさせられ…

そんな父でしたが、最期は病室で孫たちには会えず亡くなりました。そして、お葬式を無事に終えて出棺するときに、式場のスタッフの方が「誰か手が空いてる男性の方、いますか?」と尋ねると、奥のほうから長男がやってきて棺を担いだのです。

 

私はふと、長男が、以前に「おじいちゃん抱っこしてあげる!」とよく言っていたことを思い出しました。そのときは「抱っこなんて大きくならないと無理やろう」と言っていた父。「最期に抱っこしてもらったね!」と思った瞬間、初めて父の死を受け入れることができたのか、私の目に涙が溢れてきました。

 


私は父の死がショックですぐに現実を受け入れることができず、長男が棺を担いだときまで涙を出だすことすらできなかったのです。でも、このときの長男の勇気ある行動に助けられ、前を向かなくてはいけないと思えたのでした。

 

著者:岡崎こころ/40代女性/2017年、2021年生まれの男の子ママで夫と4人暮らし。長年セレクトショップで販売員として勤務後、妊活のため退職。趣味はパン作り。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

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