行為中の夫の異変
ある夜、夫に異変が起きました。行為の最中に、局所がしぼんでしまう、いわゆる“中折れ”です。夫は「疲れてるんだ」とごまかしていましたが、以前はこんなことは一度もありませんでした。その後も何度か同じことが続き、気まずさが増すばかり。ネットで調べてみると、男性ホルモンの減少が原因の1つとして挙げられていました。夫はひどく落ち込んでしまい、私もどう声をかけたらいいのかわからず、途方に暮れました。
それから夫は生活習慣をガラリと変えました。長年愛煙家だったたばこをやめ、お酒の量も以前より減りました。ジムに通い始め、食生活にも気をつかうなど、本当に努力していました。
努力を重ねる夫だったけれど…
最初の出来事から3カ月後、夫の体型は目に見えて変わりました。筋肉質になり、以前より若々しい印象さえありました。でも、悲しいことに中折れは続いていました。落ち込む夫を励まそうとしたのですが、「余計につらい」と言われてしまい、私の言葉は裏目に出たようです。次第に会話も減り、心の距離が離れていくような気がして、不安でいっぱいでした。
そこで私もインターネットで調べてみました。すると、ストレスやプレッシャーも中折れの原因になり得ることがわかりました。「女性を満足させようとする焦りや、嫌われたくないという気持ちがストレスとなり、中折れしてしまう男性もいる」という記述を見て、ハッとしました。私は夫のサポートを何もしていなかったのです。
共に努力することを決意
それから私も一緒に努力しようと決意しました。下半身の血流不足も関係しているという情報を見つけ、夜は夫の腰や足をマッサージするようにしました。また、以前より意識して会話をするように心がけました。気持ちが通じ合えば、自然と性欲も高まるのではと思ったのです。
そして、私たちの努力が実を結び始めました。夫の中折れは徐々に改善し、久しぶりに心から満足できる時間を過ごすことができました。以前よりもっと深くつながれた気がしました。
まとめ
性の悩みは、なかなか人に相談できるものではありません。夫もきっとひとりで悩んでいたのだと思います。それに気付いてあげられなかったことを反省しました。これからは、ささいな変化も見逃さず、お互いに話し合い、一緒に解決策を探していこうと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:井上茉美/40代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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