義母は予告なしに家にやって来ては、「買い物に連れて行け」と私をタクシー代わりに使うのです。
わがまま放題の義母にうんざり
「あんたは嫁なんだから、姑の言うことは絶対なの!」と言う義母。私に用事があってもお構いなし。「私なんてお姑さんに逆らったことなんて一度もなかったわよ。義実家に呼ばれたら、熱があってもおなかが痛くてもすぐに駆けつけたものよ!」と言います。
夫に相談し、何度も義母に忠告してもらいましたが、聞いてはくれません。義父も義母を止めてくれず、本当に参っていました。
私の小さな楽しみ
そんな日常の中で私の癒しは、娘が幼稚園から帰って来てくれる話です。娘には幼稚園で良きライバル・A君がいます。かけっこやダンスなど様々なことでいつも競い合っていますが、お互いを認め合っているため喧嘩にはなりません。
先日A君のママと話す機会があり、A君のパパと義父が同じ会社で働いていることを知りました。世間は本当に狭いものです。
運動会で鳴り響く電話
秋のある日、楽しみにしていた幼稚園の運動会が開かれました。娘はA君にかけっこで勝つと意気込んでいます。園庭で私と夫はA君の両親にご挨拶。すっかりうちとけて、今度家族ぐるみで遊ぶことになりました。
運動会が盛り上がる中、義母からの電話が。義父を今からゴルフ場に連れて行けと言うのです。「今、運動会中なので無理です」と伝えても「嫁いだからには何よりも私たちが優先って言ってるでしょ! 今すぐ来なさいよ? わかったわね!?」と一方的に電話を切られました。
その会話をスピーカーにしていたため、夫は「ありえない! 行かなくていいから」と激怒。義母の自己中すぎる言動に、私ももう限界を感じました。
思わぬ展開!義父母の末路
するとA君のパパは直ちに電話をかけ始め、しばらくしてから私に向かって「義父の送り迎えはしなくていい」と告げました。驚いたことに、義父の上司がA君のパパだったのです。
間もなく義母から私に謝罪の電話があり、「今回の件は冗談だった」と言い訳してきましたが、時既に遅し。義父はA君のパパに会社で叱責されたそう。夫は私を守るため、義両親と縁を切ると決断してくれました。「絶縁はしない」と何度も家を訪問してきたり電話をしてきましたが、夫が毅然とした態度で対応してくれました。
運動会の一件もあり私たちはA君の家族と親しくなりました。家族だからといって嫁の都合を一切考えずに命令したり、こき使うのは言語道断です。今では義母と関らなくてよくなったおかげで、平穏な生活を取り戻せました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。