要領がつかめずメニュー選びからバタバタ
子どもたちの食事も離乳食から幼児食になり食べられるものが増え、そろそろファミレスデビューしてみようかと夫と話をして挑戦してみることに。
当時の私たちは、子どもたちが外食で何をどのくらい食べられるのかなどもよくわからず、メニュー選びに時間がかかっていました。
すると、子どもたちは待てずに機嫌が悪くなってしまい、店内に泣き声が響き渡り……。
いろいろな方法で子どもたちをなだめようと試行錯誤していた中、私たちの後から席に案内され隣に座っていた20代前半くらいのカップルたちが、「泣き声すごいね。ここの席、失敗じゃん」「席を替えてもらうか、違う店にする?」と相談している会話が耳に聞こえてきました。
肩身が狭くなり食事も急ぎ足で…
結局、カップルは何も注文せずに席を立ち、店を出て行ってしまいました。
その後、子どもたちは食事がくると機嫌を取り戻し、うれしそうに食べていたのでよかったなとは思ったのですが……。
残された私たち親は、なんだか肩身が狭く、さらにドッと疲れてしまい、食事も飲み込むように急いで食べたのでした。
カップルから直接言われたわけではないのですが、いろいろな人が利用する場所での外食は周りへの配慮も必要なのだと思いました。この経験を経て、「子どもの食事はすぐに注文し、すぐに食べられるようにする」「子どもたちの食事が到着するまでは動画を見せて、おとなしくできるように工夫をする」など徐々にですが、子どもたちが泣く時間も少なくなり、外食も楽しむことができるようになってきました。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)