私の料理が粗末に見えるってこと…?
4歳の息子と2歳の娘を連れて、県外の義実家に家族で帰省しました。久々の帰省ということで、結婚式に参加してくれた義母の高校時代からの友人Aさんも集まって、義実家で一緒に食事会をすることに。小さいころから夫の成長を見ていたAさんは、夫を息子のように思っているようで「帰ってくるならぜひ会いたい!」と言っていたそうです。
長距離移動で疲れていましたが、義実家に到着してすぐさま義母と一緒に台所に立ちます。主婦歴の長い義母は手際もよく、料理はどれも色彩豊かで見た目も味も完璧です。私は料理が苦手ですが、義父母やAさんに喜んでもらおうと自分なりになんとか2〜3品の小鉢を完成させました。
ところが、テーブルに並んだ品々を見た義父は「見た目だけで、どれが長男の嫁が作った料理かわかるな〜。Aさん、粗末な見た目ですまん。何かほかに食べたい惣菜でも買いに行くか?」と笑いながら言ったのです。義父は冗談のつもりでしょうが、料理が苦手な私は恥ずかしくて、思わず下を向きます。義母や夫は、「そんなこと言わずに、みんなで食べればおいしいよ」とフォローしてくれましたが、義父はニヤニヤ笑うだけ……。
するとそれまで黙って座っていたAさんが急に「あなたが一品でも台所に立って作れる物があるなら、自分で作ってみればいい! 人が作ったものに文句を言う思いやりのなさをどうにかしなさい!」と義父に怒ったのです。義父は驚いて言葉がない様子。Aさんはさらに「ごめんなさいね。この人、言葉がきついのは昔からなの」「子どもたち2人も大きく育っているようだし、毎日よく頑張っているのね〜」と、私を気にかけてくれる言葉もかけてくれました。実はAさんは、義父の高校時代の友人でもあったのです。義父はムスッとしていましたが、その後は無事にみんなで食事会を楽しみました。
義父母の友人の思わぬひと言に、心が救われた出来事でした。正直義父とは合わないところもありますが、義母や夫、義母のご友人にも力を借りて、よい関係を築けるようにしたいと思っています。
著者:桂ゆかり/30代・ママライター。働く乗り物が大好きな4歳の男の子と、ティッシュをひらひらして遊ぶのが大好きな2歳の女の子を育てるママ。夫は夜勤のため、月〜土曜日までワンオペの日々を過ごしている。
作画: Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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