スパイスが香る!ちょっぴり大人なローストチキン
日本テレビ『沸騰ワード10』で、伝説の家政婦・タサン志麻さんが披露した「骨付きチキンのロースト カレー風味」。
フランスの家庭料理をヒントに、カレー粉とたっぷりの玉ねぎを使った一風変わったローストチキンです。
どんな仕上がりになるのか非常に気になりますね。さっそく作っていきましょう!
タサン志麻さん「骨付きチキンのロースト カレー風味」の作り方
材料(鶏肉2枚分)
- 鶏肉(骨付き)…2枚
- 玉ねぎ…1個
- 塩…適量
- 黒コショウ…適量
- カレー粉…大さじ2
- レモン汁…大さじ2
- ニンニク…2片
- オリーブオイル…適量
※番組内では分量が紹介されていなかったため、予想して作ってみました。美味しく仕上がったので参考にしてください。
作り方①鶏肉に調味料を塗りこむ
鶏肉の水分をキッチンペーパーで拭き取り、両面に塩と黒コショウを振ります。
カレー粉も両面にまんべんなく塗り込みましょう。
今回はカレー粉を大さじ2杯使用しましたが、スパイシーな味付けが好きな方は増量しても良さそうでした。
作り方➁玉ねぎをスライスして塩もみする
玉ねぎをスライスして、少量の塩を振り、塩もみをします。
味が染み込みやすくなり、仕上がりが水っぽくなるのを防げます。水分が出てきた場合は捨てるのをお忘れなく。
塩もみを終えたら、レモン汁と刻んだニンニクを入れましょう。
作り方③鶏肉を玉ねぎの間に入れ、冷蔵庫で寝かせる
耐熱皿に半量の玉ねぎを敷いた上に鶏肉を置いて、上から残りの玉ねぎで覆います。 スライスした玉ねぎで鶏肉を挟むようなイメージです。
たっぷりのオリーブオイルを全体にかけ、ラップをして冷蔵庫で寝かせましょう。
玉ねぎに含まれるプロテアーゼと呼ばれる分解酵素の働きによって、鶏肉がやわらかく仕上がります。
時間に余裕があれば、半日以上冷蔵庫で寝かせるのが望ましいです。
作り方④鶏肉を玉ねぎの上に取りだし、オーブンで加熱する
鶏肉を玉ねぎの上に取り出し、オリーブオイルをかけます。
表面にまんべんなくかけることで、焼く際の焦げ付きを防げますよ。
200℃のオーブンで30分加熱します。
焼き上がりの目安は、鶏肉の表面がこんがり色づき、中心まで火が通っていることです。
鶏肉の厚さによって必要な加熱時間は変わってきます。状態を見て微調整してください。
筆者の場合、30分では足りなかったため、オーブンの温度を120℃に下げ、10分間追加して加熱しました。
スパイシーなチキンと玉ねぎの甘みが相性抜群!
オーブンの扉を開ける前から、食欲を刺激するスパイスの香りが、部屋中に漂います。
見た目のインパクトも抜群!
鶏肉にはほど良い照りがあり、玉ねぎは鮮やかな黄色に変化。テーブルに彩りを添えてくれます。
鶏肉は、皮がパリッとして中はジューシー。
塩加減もちょうどよく、スパイスと鶏肉の脂が渾然一体となって、通常のローストチキンよりも奥深い味わいを楽しめます。
カレー粉と黒コショウを使っていますが、辛みは弱いため、子どもから大人まで、家族みんなが喜んでくれるはず!
オリーブオイルに浸った状態で加熱された玉ねぎはとろっとろの食感。ソースとして使うのもおすすめです。
レモン汁の酸味が、口の中をリセットしてくれるのも嬉しい。
鶏肉と玉ねぎを交互に食べることで飽きがこないため、ローストチキン2本を1人で平らげてしまいました。
スパイスの効いた鶏肉は、赤ワインとの相性も良さそう。クリスマスらしくシャンパンと合わせるのもありです。
今年のクリスマスは、プレゼントをもらう前に酔いつぶれてしまう予感しかしない……。
今年のクリスマスはこれに決めた!
「普通のローストチキンじゃ物足りない!」という方に、ぜひ試していただきたいレシピでした。
見た目の華やかさはもちろん、玉ねぎをソース代わりにする工夫や、カレー粉でスパイシー感を出す点など、随所にタサン志麻さんの技が光っています。
今年のクリスマスは、いつもと一味違ったローストチキンに挑戦してみてはいかがでしょうか。