裏技の詰まった「ブリ大根」のレシピとは?
今回挑戦したのは、テレビ朝日『家事ヤロウ!!!』で、料理研究家・和田明日香さんが紹介した「ブリ大根」の時短レシピです。
ご飯が炊けるまでの35分間で、大根料理を複数品作るという企画の中で紹介された、今回のレシピ。
35分以内におかずを作るとしたら……。要領の悪い私は、ブリ大根を作ろうなんて思いません(市販のたくあんを握りしめ、炊飯器の前で待機するのが関の山かと)。
こんな私でも、味しみしみのブリ大根をあっという間に作れたので、シェアさせてください!
和田明日香さん「ブリ大根」の作り方
材料(作りやすい分量)
- ブリ…適量
- 大根…下の部分(全体の下1/2本)
- 米…小さじ1程度
- 水…大根が浸るくらい
- だし昆布…適量
- 米粉…適量
- 塩…適量
- 米油…適量
- 酒…大さじ3
- みりん…大さじ3
- しょうゆ…大さじ3
- 砂糖…大さじ1.5
今回は、ブリを3切れ用意しました。だし昆布は10g、米粉と米油は各大さじ1、塩は小さじ1ほど使用しています。
食品用の脱水シートも用意しておきましょう。
作り方①大根を切る
大根を2cm幅に輪切りにします。皮を剥いて半分に切っておきましょう。
ピーラーで角を取ることで味染みが良くなり、煮崩れしにくくなるそうです。
作り方②大根を下茹でする
耐熱容器に大根、米、水、だし昆布を入れて、8分〜10分ほど600Wの電子レンジで加熱します。加熱が済んだら、水気を切ってください。米と一緒に加熱することでアクが抜け、甘みが増します。
茹で汁は、煮汁に使用するので捨てずに取っておきましょう。
※電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても、沸騰しないことがごくまれにあります。この状態の液体が、ちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
作り方③ブリの下処理をする
「カシニーナ ピチット®」にブリを並べて塩を振り、5分放置してください。出てきた水分は、拭き取っておきましょう。
カシニーナ ピチットは、食品用の脱水シートです。今回は、同じメーカー製の業務用ピチットで代用しました。キッチンペーパーでもOKです。
作り方④ブリを焼く
フライパンに米油をひいて、米粉をまぶしたブリを焼きます。最初は皮目から焼き、表面も焼きましょう。表面が焼き固まったら、一旦取り出してください。
作り方⑤大根を煮る
ブリを焼いた同じフライパンに、酒、みりん、しょうゆ、砂糖、下茹でした大根、②の茹で汁(大根が少し浸る量)を入れて蓋をし、中火で10分間煮ます。
作り方⑥ブリを入れる
大根にだしが染みたら、④で焼いたブリを入れます。火を止め、フライパンに蓋をして余熱で馴染ませましょう。
作り方⑦盛り付ける
ブリにだしが染みたら、皿に盛り付けます。残っただしを3〜4分ほど煮詰め、上からかけて完成です。
【実食】味が染みているのか……?ブリ大根を食べてみた
見た目は大成功!
……ですが、じっくり煮込んでいないことに謎の負い目を感じているため、恐る恐る食べてみます。
味が染みきっていない、水っぽさが際立つ煮大根(水味の大根と呼んでいます)が苦手なので、ドキドキ。
一口目を食べた瞬間、これを一生モノのレシピにしようと心に誓いました。
甘辛い煮汁が、これでもかというくらい、しっかりと染み込んでいるんです。米を入れて下茹でしたからか、大根特有のえぐみがなく甘い!
昆布だしの風味もしっかりと染み込んでいて、とても上品な味わいです。
ブリも、しっとりジューシーに仕上がりました。
米粉の衣を薄くまとっているのでこんがりと香ばしく、旨みがしっかりと閉じ込められています。
大根の面取りを行ったからなのか煮込み時間が短かったからなのか、煮崩れせずにここまで綺麗に仕上がったのも、私史上初めてでした。
トータルの加熱時間は、約20分!
しかもその半分が電子レンジ調理とは……。これまで、ブリ大根をコトコト煮込んでわざわざ煮崩れさせていたあの時間は何だったのだろうと、つい遠い目になってしまいました。
忙しい日にも便利!ブリ大根の時短レシピをお試しあれ
時短&味を格上げするテクニックがぎゅっと詰まったレシピは、試す価値あり。旬の大根とブリを手に入れたら、ぜひ実践してみてくださいね。