親戚のはずなのに…
葬儀の会場は少し離れた場所にあり、親が到着すると、まず驚いたのは母方の親族席が用意されていなかったことです。「どちらのご親戚ですか?」と受付で尋ねられ、結局、母方の親族であるにもかかわらず、一般の席に案内されました。
さらに、葬儀の進行中も、母方の親族としてのあいさつや紹介の場が設けられることはなく、まるで他人のような扱いを受けたのです。
波風を立てたくなくて退散
もちろん、葬儀の場で波風を立てるのは避けたいという思いがあり、母方の親族は誰1人として文句を言いませんでした。しかし、葬儀が終わると、私の親は火葬場には向かわず、そのまま帰路に着きました。
母方の親族の間では、「こちらは娘を嫁として送り出しているのに、このような対応を受けるのはどうなのか」という思いがくすぶっていました。
確実にできたわだかまり
そこから生まれたわだかまりは、今もなお親戚の間で消えることはありません。時代が変わりつつあるとはいえ、家と家とのつながりというものが存在し、そこにはそれなりの敬意や配慮が求められるのだと感じました。
たとえ昔ほど厳格ではなくても、最低限のマナーや相手への気づかいは大切にしたいものです。
まとめ
この経験を通して、家族同士の関係には、互いに対する尊重が欠かせないと改めて気付かされました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山田花/40代女性・会社員
イラスト/マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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