チート級の裏技を駆使して中華風おこわを作ってみよう
本来中華おこわを作るときは、干し貝柱などの戻し汁やもち米を用意し、蒸し器で炊き上げなければなりません。その手間を考えると……食べる専門に立候補したくなってしまいます。
しかし、TBSの情報番組「グッとラック!」でギャル曽根さんが紹介した「中華風おこわ」は、切り餅と筑前煮、お米、調味料を入れて、炊飯器で炊くだけであっという間に完成するんです!
中華風おこわを作ったのは初めてだったのですが、ここは中華街!? と錯覚する美味しさだったので紹介させてください。
材料(4人前)
・切り餅……2個
・筑前煮(鶏肉の入ったもの)……150g
・米(洗っておく)……2合
・めんつゆ(3倍濃縮)……大さじ3
・生姜の千切り……1片
・ごま油……小さじ1
筑前煮150gは、ちょうど1人前ほどの量でした(写真参照)。
作り方
筑前煮は食べやすい大きさに、切り餅はそれぞれ8等分に切っておきましょう。鶏肉や野菜の存在感が欲しい場合は大きめサイズに、おにぎりにする場合は小さめサイズに切っておくのがおすすめです。
炊飯釜にお米とめんつゆを入れて、水を2合の目盛り線まで注ぎます。
軽く混ぜて、お米を平らにならしておきましょう。
先ほど切っておいた筑前煮と餅、千切りにした生姜を炊飯釜に入れます。筑前煮の煮汁が一緒に入りそうな場合は、水を少しだけ減らしておいてくださいね。
あとは通常通りに炊飯するだけでOK! 炊き上がりを待ちましょう。
炊き上がるとこのような状態に。餅がしっかりととけて具材に絡みついています。
炊飯器の蓋を開けた瞬間、香ばしい醤油の香りと生姜の爽やかな香りが広がり、幸せな気持ちになれますよ。
アツアツのうちにごま油を入れてよく混ぜ、器に盛り付けて完成です!
超時短メニュー「中華風おこわ」を食べてみた!
ごま油を混ぜ込んだおこわをお茶碗によそうと、中華風の香りが一気に食卓に広がります。
ひと口食べると、鶏肉やしいたけなどのうまみが口いっぱいに広がり「お、おいしい……」と思わずひとり言がぽろり。
レンコンやたけのこの食感も失われておらず、シャキシャキ感を楽しみながら、飽きずに食べられます。一つひとつの具材をよく見ると、筑前煮の具材はおこわの具材にもぴったりなんですね!
肝心なおこわご飯の部分ですが、このようにもっちり。とろとろにとけたお餅がもち米の代わりをしっかりと果たしています。
もちもち食感がクセになり、見事やみつきに! もち米を買うと、少しだけ使って残りの使い道に迷うことも多いので、切り餅で代用できるのは助かります。
本来ならば、普段使わない材料をあれこれ揃えて一晩がかりで下準備をしなければならない中華風おこわ。こんなにも手軽に本格的な味わいを楽しめて、うれしい限りです。
朝ごはんやお出かけ用に、中華風おこわをおにぎりにしてみましょう。
明らかにいびつな形をした、こちらのおにぎりをご覧ください。
私はおにぎりを握るのが超がつくほどド下手なのですが、具材がゴロゴロと入っていてももっちり感のおかげで崩れません。
しかも、もちもち食感とおにぎりは相性抜群! 冷めても固くならずにおいしさをキープできますよ。おかずがなくても食べられるので、ちょっとしたお出かけにも重宝しそう。
ハードルを高く感じていた中華風おこわのおにぎりが、こんなに簡単に作れるとは感激です!
筑前煮をあえて多めに作ってアレンジを楽しもう
切り餅と筑前煮を使った「中華風おこわ」は、予想をはるかに超えた本格的な味わいです。材料を炊飯釜に放り込んでスイッチを押したら、あとは放ったらかしでOK!
炊飯時間込みで1時間以内に作れるので、急なおもてなしにもぴったりですよ。うまみたっぷりの中華風おこわを、ぜひ堪能してくださいね。
※炊飯器の機種によっては調理に向かない場合があり、思わぬ事故につながることもあります。取り扱い説明書をご確認ください。