こんにちは、保育士の中田馨です。「赤ちゃんが生まれたけれど以前のように働きたい」と感じるママも増えているのではないかと思います。私もそのうちの一人。私の場合は産後1カ月未満で仕事に復帰しました。
今日は保育現場で相談を受ける中で感じた、仕事復帰を希望するママが働く前に考えておきたいことをお話します。
何を重視して仕事を選ぶかを考える
まずは、自分のしたい仕事を見つけましょう。時間・場所・仕事内容・年齢などの条件を調べるのはもちろんのこと、ママ自身が仕事で「何を重視するのか?」ということがポイントになるのかなと思います。
子どもが大きくなるまでは短時間の仕事
赤ちゃんが大きくなるまでは、フルタイムではなく1日4時間程度を週2〜3日、土日は休みになるなど、短時間であることを重視する人も。仕事はしたいけど、子どもとの時間もたっぷり取れるというメリットがあります。
正社員・フルタイムの仕事
将来のことを考え、年齢が若いうちに正社員で仕事を探すママもいます。最初は大変でも、子どもが成長したあとの教育費などの負担を軽減できるメリットがあります。
これまでの資格やキャリアを生かした仕事
出産前までしていた仕事につながる、資格やキャリアを生かした仕事を探すママもいます。 自分の好きな仕事である場合が多いので、仕事内容にやりがいなどを感じることができるのがメリットです。
どんな仕事を選ぶにしても、その仕事が育児と両立できるかも考える必要が出てきますね。保育所が空いている時間に送り迎えができるのか? 土日出勤はしなくていいか? なども仕事を探すときのポイントになりますね。
日中の子どもを見てくれる人を探す
仕事をするということは、仕事の間赤ちゃんの面倒を見てくれる人を探さなければいけません。一般的には、保育所に預ける方が多いと思いますが、例えば、祖父母などが協力してくれる場合もあります。
私の場合は、幼稚園に入るまでは祖父母が見てくれていました。家族と相談して、赤ちゃんの日中の受け入れ先を探しましょう。
家庭の生活環境を整える
家事と育児に加え、仕事をする時間も確保するということは、今までできていたことできなくなる可能性があります。生活の時間のやりくりをどうしていくか? 夫と分担できないか? など、シミュレーションすることは大切です。
私自身の経験から言うと、産後間もなく仕事に復帰するということは、体にも負担になることがあります。疲れやすくなったり、イライラしてしまったり。赤ちゃんがいる生活は今まで通りには進まないこともありますので、無理せずママと赤ちゃんのペースで仕事復帰をしてくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。