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「お母さん?」双子のお世話で私を苦しめる3時間→子育て支援センターの職員さんがくれた言葉とは?

生後3カ月の双子のお世話で、てんてこ舞いの毎日を過ごしていたときの話です。小さく生まれた双子は哺乳力が弱く、直母ではほぼ飲めず、搾乳して飲ませていたのですが……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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私を苦しめるミルク時間

搾乳に30分、飲むのに1時間弱、準備や片付け、おむつ替えなどにそれぞれ30分かかっていたため、私は本当に寝る暇がなく、早々に母乳育児を断念。完全ミルクに切り替えました。

 

産院からは「育児用ミルクは3時間以上あけて」と指導されていたので、2時間で泣き出したときは、1時間あやして、きっちり3時間あけられるように気をつけていたのです。1人が泣いてあやしているときと、もう1人のミルクの時間が重なると、こちらが泣きたいほどに大変でした。

 

 

子育て支援センターに双子を連れて行ったある日。ミルクの時間に悩んでいた私は、職員さんに、産院から指示されている3時間あけることが難しいときがあり、つらくなってしまうと相談しました。すると、職員さんが「赤ちゃんだってさ、人間なんだから、3時間でおなかがすくこともあれば、2時間のときも4時間のときもあるのよ。あなたもそうでしょ? だからね、思い詰めてしまうほど、時間を気にしなくて大丈夫よ」と言ってくれたのです。

 

この職員さんの言葉が、「3時間」にとらわれていた私にとっては目からウロコで、とても救われました。それからは、そこまで時間を気にせずに育児用ミルクをあげることができるようになり、心に余裕ができて、大変な双子の育児を楽しめたのです。

 

その後も、体重が急に増えることも減ることもなく、すくすく大きくなり、あっという間に育児用ミルクを卒業しました。それから弟も生まれて、双子はお姉ちゃんになり、今では弟のお世話をよく手伝ってくれています。

 

※生後3カ月ごろになると、1日の授乳回数が6回前後になるのが平均的です。母乳は消化も吸収も早いため、赤ちゃんが欲しがったときにあげて問題ありません。一方、育児用ミルクは母乳よりも消化に時間がかかり、消化機能がまだ未発達な赤ちゃんに負担がかかってしまう可能性があるため、授乳の間隔を3時間ほどあけることが推奨されています。3時間を待たずに赤ちゃんが泣いてしまう場合には、次に与える育児用ミルクを10〜20mlほど増やして、1日のトータル量で調整するのもよいでしょう。育児用ミルクの量が足りない場合は、赤ちゃんの機嫌を見ながら少しずつ増やしてみましょう。

 

 

 

著者:金澤 敦子/30代・女性・会社員。女の子の双子と男の子1人、3児の母。育児に奮闘中。

イラスト:miyuka

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

 

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