余ったごはんがご馳走に!
今回作るのは、NHK『きょうの料理』で料理家・野本やすゆきさんが紹介していた「黄身じょうゆの海鮮丼」。
野本さんは東京・谷中で一番古い寿司屋「谷中松寿司」の3代目でありながら、料理家やフードコーディネーターなど、さまざまな肩書を持っています。
お寿司のプロが作る海鮮丼とはいったいどんなものなのか、さっそく作っていきましょう!
野本やすゆきさん「黄身じょうゆの海鮮丼」の作り方
材料(1人分)
- 冷凍ごはん…200g
- 刺身の盛り合わせ…100g
- 大根(千切り)…30g
- 青じそ…2枚
- 練りわさび…適量
【A】
- 砂糖…小さじ1/2
- 塩…小さじ1/4
- 酢…小さじ2
【B】
- 卵黄…1個分
- しょうゆ…小さじ2
刺身の種類はなんでもOK。今回はイカとぐれ、まぐろ、甘えび、鯛を用意しました。青じそと大根、練りわさびは刺身の盛り合わせについているものを使ってくださいね。
私はスーパーで練りわさびをもらい忘れてしまったので、家にあったもので代用しました。
作り方①冷凍ごはんを温め、【A】を混ぜる
冷凍ごはんは600Wの電子レンジで3分温めます。温かいうちに【A】を材料表の上から順に加え、しゃもじで切るように混ぜて器に盛ります。
作り方②刺身と大根、青じそを切る
刺身の盛り合わせは、刺身と大根、青じそに分けます。刺身は1~2cmの角切り、大根は食べやすい長さに、青じそは千切りにしましょう。
大根や青じそにドリップ(赤い汁)がついている場合は、洗って水気を取ってから使うと良いですよ。
作り方③刺身と【B】を混ぜて盛り付ける
別のボウルに【B】を入れて混ぜ、刺身を加えて和えます。大根も加えて全体を混ぜたら①に盛り、青じそをのせて練りわさびを添えて完成です。
シャキシャキ感がアクセント!コクうま海鮮丼
冷凍庫で眠っていたごはんが、豪華な一品に生まれ変わりました。一口食べてみると、濃厚な黄身じょうゆが刺身にしっかりと絡んでいて絶品!
しょうゆやみりんに長時間漬け込んだ、漬け丼みたいな味わいです。
黄身をトッピングした漬け丼はたまに作っているのですが、最初から混ぜてしまえば良かったのか!さすがは寿司のプロ。目からウロコのアイデアです。
このレシピなら10分もあればできるので、食べたいときにパパッと作れるのはありがたいですね。
お魚が美味しいのはもちろん、脇役であるはずの大根のツマが良い仕事をしているんです。
さっぱりとした酢飯と、濃厚でねっとりとした刺身、シャキシャキ食感と爽やかな風味が相性ぴったり。
大根だけをそのまま食べるとちょっとパサパサしていますが、黄身じょうゆと和えることでグッと食べやすくなっています。
トッピングした青じその爽快な風味もたまりません。
ただの飾りだと思っていた大根や青じそまで上手に使って、こんなに美味しいものが作れるとはびっくりです。
食べていて気がついたのですが、イマイチな刺身を買ってしまったときにも活躍しそう。
たまに、スーパーで買った刺身が水っぽかったり、ちょっと臭みがあったりして、ハズレを引いてしまうことってありませんか?
そんなときも、このレシピなら美味しく食べられるはず。特に年末年始は自宅で刺身を食べる機会が増えるので、余ったときの救済レシピとしてもおすすめです。
お刺身買ったら絶対作って
冷凍ごはんも刺身盛り合わせも、少しの工夫でいつもよりちょっと豪華な一品に早変わりします。
刺身だけでなく、添え物である大根のツマや青じそも無駄なく使えるのがこのレシピのいいところ。
手軽に作れるのに見た目も華やかなので、年末の忙しい時期や家族が集まる食卓にもぴったりです。ぜひ作ってみてくださいね。