短時間で味が染み染み!
視聴者から寄せられた献立の悩みを解決する料理番組、テレビ朝日系列『DAIGOも台所〜きょうの献立 何にする?~』。
今回作るのは”2人家族だから大根が使い切れない”という悩みから生まれた、辻調理師専門学校監修の「焼き大根と手羽の生姜煮」です。
煮物というと、じっくり煮込んで、味を染み込ませるために冷まして……。とにかく時間がかかるイメージですが、番組で紹介されていたこのレシピは時短で美味しくなるテクニックが満載。
大根を余らせがちな人は必見です。
DAIGOも台所「焼き大根と手羽の生姜煮」の作り方
材料(2人分)
- 大根…250g
- 手羽中(半分に切ったもの)…12本
- 青ねぎ…2本
- 生姜…30g
- 七味唐辛子…適量
- サラダ油…大さじ1
※材料写真に七味唐辛子を入れ忘れてしまいました。
今回は手羽中が手に入らなかったので、手羽先を6本用意しました。近所のスーパーに手羽中がない方は、このあと紹介する切り方を参考にしてくださいね。
【煮汁】
- 水…200ml
- 酒…100ml
- みりん…大さじ2
- 砂糖…大さじ1
- しょうゆ…大さじ3
【下準備】手羽先の切り方
今回は手羽中が手に入らず手羽先を用意したので、私が下準備として実践した、手羽先の切り方を紹介します。
関節の部分を触って、少し凹んでいる部分にキッチンバサミを入れて切り分けましょう。
先端部分と手羽中に分けたら、手羽中の骨と骨の間をカットして2つに割ります。
半分に切ると火の通りが早くなる上、お箸で食べられるので食事中手を汚さずに済みます。
余った先端部分は、コトコト煮込むと美味しい鶏がらスープができますよ。
作り方①大根を切る
大根は皮を剥いて厚さ1cmの半月切りにし、厚みの半分まで切り込みを入れます。この切り込みを入れることで、味が染み込みやすくなりますよ。
作り方②生姜と青ねぎを切る
生姜は長さ3cm、2mm角に切り、青ねぎは3cmの長さに切りましょう。
作り方③大根と手羽中を焼いて煮る
フライパンにサラダ油をひき、大根と手羽中を皮目から強火で焼きます。煮る前に焼いておくと大根の水分が飛び、長時間煮込んだような味わいになりますよ。
こんがり焼けたら【煮汁】の材料と生姜を加え、アクを取りながら中火で7〜8分煮ましょう。
作り方④煮汁をかけながら煮つめる
煮汁が少なくなってきたら、煮汁をかけながら煮つめます。
私の場合、8分経った時点でまだ煮汁がたっぷり残っていたので、火を少し強めて5分追加しました。
作り方⑤青ねぎを加える
青ねぎを加えて軽く煮て、器に盛り付けて七味唐辛子をふります。
甘辛こってり!ご飯が進む一品に
見てください、この見事なテリテリ具合!これだけでご飯が食べられそうなビジュアルです。
ただ、今回の煮込み時間は合計20分弱。味が薄いんじゃない?と疑いながら口に運んでみると、中までしっかり染みています。
下茹でしたり、電子レンジで加熱したりすると良いのは知っていましたが、先に焼くのは初めてでした。
こんがりと焼いたことでいつもの煮物にはない香ばしさが加わっていて、これがまた美味しい!料理の腕が上がった気分です。
味付けはしょうゆや砂糖の甘辛さと生姜の風味が効いていて、ご飯がとにかく進みます。
あとから入れた青ねぎのシャキシャキ感、ピリリとした七味唐辛子もいいアクセントになっています。
手羽中は、皮がぷりぷり中はホロホロです。
普段もも肉やむね肉ばかりであまり手羽中を食べないのですが、やっぱり骨周りのお肉はコクがあって旨みが濃い!
鶏の味がしっかり大根にも移っています。手羽先から切り分けるのはちょっと面倒でしたが、がんばった甲斐がありました。
今後スーパーで手羽中を見つけたら、迷わず大根と一緒にカゴに入れます。
大根買ったら絶対作って!
「切り込みを入れる」「焼いてから煮る」というちょっとしたテクニックで、びっくりするほど味が染みていました。
この技はブリ大根や豚バラ大根など、ほかの料理にも使えそう。短時間で美味しい煮物を作りたい人は、ぜひ試してみてくださいね。