不倫を私のせいにする夫
不倫が発覚してからすぐに、夫から「ふざけんなよ! 相手に俺が既婚者だってバレたじゃないか! なんで空気を読めないんだよ!」との連絡が届いたのです。
「どうして私が責められなきゃいけないの?」と聞くも、夫からは「お前がデートを台無しにしたからだろ! そこそこいい部屋もとっていたのに!」と言われて、私はその場で立ち尽くし呆然としました。
夫に「一体何がしたいのか」と問いただすと、夫からはさらにひどい言葉が。
「いくらお前が稼ごうが、旦那に浮気される嫁なんて底辺。お前は旦那から相手にされないダメ嫁なんだから。俺が何しようが勝手だろう。二度と俺の邪魔をするなよ」
私は夫より稼ぎがいいのですが、なぜこのようなことを言われなければいけないのでしょうか。このとき、私の心は限界を迎えました。
義母に相談するも…
限界を迎えた私は義母に「堂々と開き直って不倫をしているので、お義母さんから彼に言ってくれませんか?」と相談。ですが、義母からの返事は予想を裏切る内容でした。
「浮気されるほうが悪いの。あなたの稼ぎがいいから、息子のプライドが傷ついたのよ。そんなこともわからないの? 被害者面してもだめよ」
こう言われて、私には味方がいないことがわかりました。私は最後に、「私のことを可哀想とは思わないのですか?」と質問。すると義母は、「そんなに不満なら、離婚しちゃいなさいよw 泣き言を言うような嫁はいらないわ! 結婚してからも息子はモテモテで、先日もあなたとは違ってかわいくておしとやかな女性を彼女として紹介されたの。離婚しても心配いらないわ」とのこと。
離婚を決意した私は、義母に「わかりました。実家に帰らせてもらいますね」とだけ言って連絡を区切りました。
離婚を知らない義母
最悪な日々から解放されて、心が元気になってきたころ、義母から「ちょっといつまで実家に帰っているのよ! 旦那様の世話を放棄してあり得ないわ!」と連絡が届いたのです。
しかし、私は夫に「離婚届を送ってほしい」と連絡し、夫から届いた離婚届は提出済みのため、離婚はすでに成立しているのです。その旨を義母に説明したのですが、義母は「そんなの聞いてないわよ! 確かに離婚したほうがいいとは言ったけど本気で受け取るとは思わないじゃない!」と勝手なことばかり言います。まさかあのひどい言葉たちが冗談だったとは思いませんでした。
「言っていいことと悪いこともわからないんですね。離婚届を出しておいてよかったです」と伝えると、義母は「何よ急に偉そうに!」とまたも開き直ってそのまま連絡を切られました。
元夫「お前に戻ってきてもらわないと困る」
翌日、なんと元夫からも「俺と離婚していたって本当か!?」と連絡が届きました。元夫は、私を反省させるために離婚届を書いたそうで、本当に提出するとは思っていなかったよう。これを聞き、つくづく離婚してよかったと思いました。
元夫は「普通は出したら一言ぐらい報告があるものだろ。それもしなかったお前が悪いんだよ!」とまた私のせい。これ以上やりとりを続けるのは無駄だと思い、「お付き合いしている女性がいるそうね。どうぞお幸せに」と送って関係を終えようとしました。
しかし、元夫はすがるように「お前に戻ってきてもらわないと困るんだよ」と言うではありませんか。聞くと、その女性は既婚者で遊びのつもりだったとフラれた挙句、女性の夫にバレて慰謝料を請求されているのだとか。
それでも、私が彼を助ける義理はありません。それに私はつい先日、再婚したのです。今の夫と義母はとても仕事に理解がある人。元夫に現状を伝えると、「慰謝料の支払いどうするんだよ! お前の稼ぎがあるから大丈夫だと思っていたのに。離婚してもう再婚もしてるって、どういうことだよ!」と見事な逆ギレ。
こんなことを言われ私も黙っていられません。
「自分が出世できないことを嫁に当たり散らして、そのうえ不倫しておいて! アンタとなんか絶対に夫婦には戻らないわ。いつも偉そうに旦那様ぶってたんだから、これぐらい自分でどうにかしなさいよ。もう二度と私に関わらないでよね!」
そう言って関係を終わりにしました。
その後
噂によると、元夫は母親の老後の資金を慰謝料の支払いに充てたそうで、元義母からは「我が家に戻ってきてくれないかしら?」などと非常識な連絡が。ですが「もう他人なのだから、姑気取りはしないでください」とだけ伝えて、連絡先をブロック。元夫は実家に戻り、2人で慎ましく暮らしているようです。
一方で私は、仕事もプライベートも絶好調! 新しい義母とは一緒にパフェを食べに行くなど、仲良くすることができています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!