また蚊に刺された!と思っていたら…
湿気の多い梅雨が過ぎ、猛暑を乗り切り、やっとエアコンをつけないで寝られる時期になった9月ごろ、虫刺されに悩まされました。私は以前から蚊に刺されやすいため、家での予防策として、玄関のドア、洗濯物を干すエリア、リビングや寝室の窓、そして小窓からトイレにまで虫よけグッズを設置しています。虫よけグッズがないところに移動する場合は、持ち運び式の虫よけグッズを持って行く念の入れようです。
私の場合、蚊に刺された部分が赤く腫れ上がり、かゆみ止めを塗っても治まらず、耐え切れなくなってかいてしまうことが多々あります。その結果、薄い茶色の痕が残ってしまった経験があるので、原因をできるだけ排除したいという気持ちが大きく、数年前からこのスタイルに落ち着きました。ところが、この万全かと思われる策を講じる中で、毎晩のように虫に刺されるという事態が起こってしまったのです。
ここ数年は、就寝時もしっかり対策をしていたので蚊に刺されたとしても数回程度で、また蚊の気配を感じたら夜中でも退治するまで眠りに就くことをしませんでした。なので毎晩のように刺されるようになって、初めのうちは不思議で仕方ありませんでした。しかし、じっくり観察していくと、これまでの虫刺されとかゆみの様子が違っていたのです。
上半身に広がる赤い小さな点
朝、目が覚めたときには、強いかゆみを感じることはなく、会社に出勤し午後になると上半身のどこかがかゆくなってくるのです。今までなら、パジャマから肌が露出している足や腕に刺されることが多かったのですが、今回はパジャマで肌が覆われている上半身の首元や脇の周辺、二の腕、背中やおなかなどにかゆみを感じることがほとんどでした。会社でかゆみを感じ始めるので、デスク周りに蚊がいないかチェックするのですが、いないのです。
あまりのかゆみに耐え切れず、トイレの個室で脇の周辺のかゆい部分を見てみると、赤い小さな点のようなものが……。刺された周りは膨らんでいないので、蚊ではないような気がするのですが、この時点でははっきりとわかりません。とにかくかゆみ止めを塗って、何とか退社時間までやり過ごします。
すると決定的な瞬間は、帰宅後の入浴時でした。服を脱いでかゆい部分を鏡で確認したとき、これまでの蚊に刺された痕とは違う、小さな赤い点だけが肌に浮かび上がっていたのです。脇の下の肌が柔らかい部分に、一列に並ぶように3つ、赤い小さな点を見つけたときには寒けがしました。これは確実に蚊ではない……。
認めたくないけれど状況が一致
それからほぼ毎日、私の上半身にかゆみと小さな赤い点が増えていきました。上半身だけでなく、内ももに刺されたときには、かゆいけどかけなくて、かゆみ止めを重ね塗りするくらいしかできませんでした。
このころには、蚊でないなら原因は……と予想はなんとなくついていました。ネットで「虫刺され」と検索すると、虫刺されの写真や症状、刺されやすい箇所の説明が出てきます。私の場合は、刺されてからかゆみが出るまでタイムラグがあり、刺されている部分は服の中の肌の柔らかい部分がほとんどでした。医師の診断を受けたわけではないので確実ではありませんが、おそらく“ダニ”だなと。
信じたくない情報でしたが症状がほぼ一致するので、その駆除法を調べてドラッグストアに駆け込み、駆除スプレーとシートを購入。帰宅後すぐに部屋の換気をし、掃除機を念入りにかけ、ベッドのリネン類一式を取り換え、布団に駆除スプレーを噴射し、駆除シートを置き、夜を迎えました。
翌日、午後になっても体の新しい箇所にかゆみを感じることはなく、この日を境に私の体に新しい小さな赤い点を見ることはなくなりました。
まとめ
ダニの発生を防ぐ有効策は、こまめに部屋の掃除をすること、換気と除湿が重要とのこと。思い返してみると、就寝時のみ使用する部屋は猛暑を理由に掃除をさぼりがちで、カーペットローラーなどで目に入った気になる部分だけを掃除している状態でした。そして、換気には注意していましたが、除湿までは考えが及ばず……。
「ダニに刺される=部屋が汚い=だらしない人」というイメージでしたが、それを自分の身をもって証明してしまったことは、今回の私の教訓となりました。顔を洗ったり、歯を磨くように、こまめな掃除もルーティン化し、快適な生活が送れるようにしていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:三澤 凛/40代独身・会社員。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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