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「よだれが青い!なんで!?」夫に任せた1歳息子に脱衣所で起こった謎の現象。診断後、医師が告げたのは

息子が1歳半のときの出来事です。私は夫に息子を託して入浴することに。入浴前に私が服を脱いでいると、足元がすりガラスになっている脱衣所のドア越しに、息子の姿が見えました。息子がしゃがんだのが目に入りましたが、おもちゃでも拾ったのだろうと私はそのまま入浴。すると数分ほど経ったころ、突然、脱衣所の外から「うわっ!」とお風呂にも聞こえるほどの夫の大きな叫び声が聞こえてきたのです……!

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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夫に託した息子の様子が変!

何ごとかと思った瞬間、突然お風呂場のドアが開き、夫が息子を抱えて「大変だ!」と言います。息子の顔に目をやると、ニコニコと笑っている息子の口から真っ青なよだれが垂れていたのです。

 

驚いた私は慌ててお風呂から上がり、何ごとかと尋ねました。夫は息子が何かを口に入れるところは見ておらず、気づいたときにはすでに息子の口から青いよだれが垂れていたとのこと。何を食べたのか見当もつかず、怖くなった私は息子の口の中に指を入れてみました。すると、舌の上にドロッと溶けたような青い物質があります。

 

私はパニックになり、思わずその物質を舐めてしまったのですが、特に味はなく、片栗粉のような舌ざわり。自宅には青い薬は置いていないし、息子が口に入れると危ないと思ったので、虫の忌避剤のような物も置いていません。、何を口に入れたのかわからず頭が真っ白に……。

 

適切な処置がわからず、かかりつけの病院もすでに閉まっていたので、子ども医療電話相談に電話をかけて事情を説明。相談している最中に息子の足がフラフラしてきました。20時を過ぎており、普段なら寝ている時間なので眠かったのかもしれません。同じ物を舐めた私には体調の変化はありません。ただ、いつもとは状況が違うので、「眠いのかもしれないが」という言葉を添えてフラフラしていることを相談。状況を聞いた電話の方の指示ですぐに救急車を呼びました。

 

病院に着いて医師に事情を話すと、医師や看護師さんも「防虫剤やネズミの忌避剤ではないか」「服用している薬に思い当たるものはないか」といろいろと調べてくれたのですが、どれもまったく心当たりがないものばかり。結局、原因はわからず、バイタルも血液検査も特に異常はなかったため、点滴のみで帰宅することに。私たちは引っ越しをして間のなかったこともあり、「もしかしたら前の住人が何かを落としてしまっていたのかもしれないね」という医師の言葉に「そうかもしれない」と思うしかありませんでした。


その後、息子の体調に変化はなく、翌日かかりつけ医でも様子を見てもらいましたが、大丈夫そうとのことでひと安心。もし、息子が口に入れたのが危険な物だったと思うとゾッとします。子どもが小さいうちは何でも口に入れてしまうので、子どもから目を離さないことや、日ごろから部屋の隅々までしっかりと確認することを徹底しなければいけないと、夫婦で反省した出来事でした。

 

◇ ◇ ◇

 

お子さんが大事に至らず本当によかったです。

子ども医療電話相談(#8000)とは、休日や夜間にお子さんが急に体調を崩したとき、どう対処するべきか、救急病院へ連れていくべきなのかなどの相談ができる電話窓口です。厚生労働省によって全国でおこなわれている事業で、「#8000」をプッシュするとお住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けることができます。通話料はかかりますが、相談料は無料です。適切な対処をするためにも、番号を覚えておきたいですね。

 

今回は何を口に入れたのかわからずじまいということですが、直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る物)は誤嚥や誤飲するおそれがあるため、 赤ちゃんや小さな子どもに渡さない、手の届くところに置かないように注意しましょう。

 

また、中毒事故の可能性があり、受診の必要性や応急手当がわからないときは「中毒110番」に相談するのもよいでしょう。365日、24時間受付で、通話料はかかりますが相談料は無料です。

 

■大阪中毒110番(072-727-2499)
■つくば中毒110番(029-852-9999)

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:立川りか/30代・ライター。6歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

 

 

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