「専業主婦は無能で魅力がない！」夫と息子に見放された妻の大逆転劇とは

 

結婚前は看護師としてバリバリと働いていた私。しかし、夫から、妻になったら家庭を守ってほしいと説得され、専業主婦になりました。

 

そして息子が誕生。10年がたって子育ても一段落したため、私はもう一度働きたいと思うように。夫に相談し、パートでもいいから働きたいと言うと、「まさか俺との約束を忘れたわけ？」と塩対応。

 

その約束とは、誓約書のことです。洗濯や掃除、料理など家事の一つひとつに対する値段が細かく書き出されており、毎月こなした分だけ私にお金を支払うという内容が記されているのです。

 

夫はそれを持ち出して、「金が欲しいならこの誓約書に記載してある通り、働いた分だけ払ってやるよ。だけど、ただのわがままで外で働きたいなんて却下！」と私の復職を完全否定しました。

 

こうして数日後。掃除中に私は本棚の隙間から1枚の封筒を見つけました。中を見てみると……。なんと夫が女性とキスをしている写真やラブレターが入っていたのです。

 

自分のキャリアを捨て、家庭のために尽くしてきた私にとって、夫の浮気は許せないものでした。

 

その夜、何も知らずに帰宅した彼に「これはどういうこと？ 説明してよ！」と封筒の中身を見せたのですが……。なんと夫は、「浮気される側にも問題があると思わない？」と開き直った態度。あまつさえ、「お前が無能で魅力のない平凡な主婦だからだよ」と言い放ったのです。

 

「彼女はお前と違ってキャリアウーマンで自立しているし、料理も完璧。オシャレだしさ！」と相手を褒めちぎりました。おまけに息子まで、「あっちのほうが美人だし、お小遣いもたくさんくれるんだよね♪」と肩を持つ始末。

 

夫と息子の2人にずっとだまされていた私は、ショックと怒りを抑えられませんでした。そしてすぐに荷物をまとめて実家に出戻ったのです。

 

その後、離婚届を提出し、ようやく自由の身になってから1カ月が過ぎたころ。私は、ようやく準備ができた1通の書類を元夫に送りました。

 

すると、すぐさま電話が！ ずいぶん慌てた様子の元夫に私は笑いが止まりません。

 

それもそのはず、送りつけてやったのは、これまでの家事代をすべて誓約書通りに算出したもの。合計5000万円と浮気に対する慰謝料400万円の請求書だったのです。こんな金額は払えないと泣きついてきた夫でしたが、誓約書に記載の値段を結婚年数から導き出した額のため、私には請求する権利があるのです。

 

多額の家事代と慰謝料に元夫は大パニック。しかも再婚予定だった浮気相手は、息子の世話をするつもりはなかったらしく、子連れなら再婚できないと言いだしたのだとか。

 

その後、義実家にもすべてがバレ、義両親が元夫と息子をしっかり監視することに。私への支払いですっからかんになった元夫は、こんなはずじゃないと文句ばかりの息子と一緒に、肩身の狭い実家暮らしをしているようです。

 

一方、私は看護師として仕事を再開。人生を再スタートさせました。

 

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自分で家庭に入ってと頼んでおきながら、専業主婦の妻を見下すとは……。そもそも浮気をしていたのも許しがたいことですよね。離婚後に誓約書通りの金額を請求できて、スッキリしたのではないでしょうか。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。