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「離婚か家政婦か選びなさい」最悪の選択を迫る義母→私は仕返しを決意…しかし自ら破滅してくれた!?

結婚してから、ずっと義母にいびられていた私。家事を押しつけられ、無理難題を突きつけられる同居生活は、まさに地獄のようです。

家で自分が1番えらいと思っている義母は、私が言いつけを守らないとペナルティを科します。深夜に買い物を要求されたり、立ってごはんを食べさせられたり、家から閉め出されたりしたことも。本当につらい日々で……。

ある日、夫の不倫が発覚し、私は勢いで家出をしました。心の整理がつかなかったのです。

 

そんな混乱の最中、義母から連絡が入りました。離婚しないなら、好きなドラマを見る前に入りたいから早く帰ってきてお風呂掃除をしろと言うのです。こんなときにまで、一体どういう神経をしているのでしょう……。

 

 

突きつけられた最悪な2択

私が言葉に詰まっていると、義母はさらに私を追い詰めます。夫が私と結婚したのは、義母が勧めたからなのだそう。理由は、私が大人しい性格で親がいないから。身寄りがなければ、両親から文句を言われることがなく、私もすがってくるので利用しやすいと思ったのだと……。

 

夫が私に執着しない理由も、これでよくわかりました。不倫をしても言い訳も謝罪もなく、堂々としていられたのは私を愛していなかったからなのでしょう。ようやく心の整理がつきました。

 

「離婚か家政婦か好きなほうを選びなさい」
「あなたは家族じゃないのよ」

 

「じゃあ離婚で」
「覚えていろよ、クソババァ」

もう我慢の限界だった私は、離婚を選択。離婚届にサインをして夫と別れ、義母とも縁を切りました。

 

 

離婚から10年の月日が流れ…

突然義母から連絡が入ったのは、あれから10年もたった、ある日のこと。花束を持った私を、街で見かけたと言います。その日私は、離婚後もずっと働いていた職場を辞めたのです。花束を持っていたのは、そのためでした。お金も貯まり、資産運用で生活費を確保することができるようになったので、思い切って退職したのです。

 

数日後、義母から「やっぱり息子にはあなたが1番合う、戻ってきてほしい」と、再び連絡が入りました。10年前、義母からひどいいじめを受け、夫には不倫をされた私。またいじめられるかもしれない、そんな怖い場所に、戻るわけがありません。義母は熱心に何度も謝罪をしてきますが、私は2人を一生許すことができないと思います。

 

義母から、1度は家族になったのだから、ちょっとくらい家に顔を出さないかと言われ、私は驚きと恐怖で声が出ませんでした。あれだけ私を家族じゃないと言っていたのに……。何か企みがあるとしか思えません。

 

実は先日、夫からも連絡がありました。2人とも私に援助を求めているのです。親子そろって借金まみれで、このままでは家を売らないといけないようです。さんざんいじめて、踏みにじってきた相手が、なぜ助けてくれると思ったのか不思議でたまりません。

 

 

今の幸せを絶対に壊されたくない私は…

「今度こそ本物の家族になろう」と言ってきた義母ですが、私にはもう新しい義母がいます。

 

離婚して5年ほどが経ったころに、再婚した私。新しく家族になった夫と義父母は、私を本当に大切にしてくれています。とてもあたたかい家族で、幸せいっぱいの毎日を過ごしています。

 

離婚した直後は、私をいじめた義母と不倫した夫に仕返ししたい気持ちもありましたが、自分の幸せを第一に考え、前を向くことにしたのです。そうしているうちに今の夫と出会い、結婚しました。元夫と義母の連絡先はブロックして、今の夫と義母に事情を説明し、少し離れた街に引っ越しもしました。やさしい家族との平穏で幸せな毎日を守っていきたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

夫の不倫もショックだったとは思いますが、それ以上に、ひどい義母から離れる良いきっかけになったのかもしれませんね。「離婚」とは、決して簡単に選べる選択肢ではありませんが、家政婦としてあのまま一生、義母にいじめられる未来と比べれば、どれだけ離婚後の生活が心配だったとしても、縁切りは英断だった思います。

 

そして、仕返しに翻弄される人生ではなく、自分を大切にし前を向くという選択をした結果、幸せな未来を手に入れられました。本当に素晴らしいですね。今のやさしい家族を大切にして、幸せに暮らしていってほしいですね。

 

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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