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私の婚約者を略奪した妹「社長夫人の座まで奪ってごめん♡」私「全然いいよ!」真実を知った妹と婚約者の末路は…

大企業の御曹司であり、自身もベンチャー企業を立ち上げている私の婚約者。私自身も会社を経営しています。そんな私たちの婚約を知った妹が、私の婚約者をロックオンしたのです……。

口を開けば「会社経営してるんでしょ!お金貸して!」と言ってくる無職の妹。私は毎回借用書にサインさせたうえでお金を貸していました。その使い道はブランド品の購入やエステなどの美容代。よくもまあ人のお金でそんなに散財できるものだと私は思っていました。

 

そんな妹が、私の婚約者に目をつけたのです。「真面目しか取り柄のない、ブスなお姉ちゃんが私より早く結婚!?」「相手は経営者なんでしょ!?」「写真見せてよ!」と矢継ぎ早に言ってきた妹。しかし、私は「彼のことは一切話さない」「写真も見せない」を貫き通しました。

 

それでも諦めきれなかったらしい妹は、なぜか彼に直接会いに行ったようで……?

 

 

猫をかぶる妹

「ついさっき妹さんと偶然会ったよ!」「会社の前で『お姉ちゃんの婚約者さんですよね?』って話しかけられたんだよね」「姉妹なのに全然似てないんだね……。妹さん、すっごくかわいい子でびっくりしたよ!」と彼からメッセージが来て、私はびっくり。すぐさま妹を問い詰めました。

 

「何も教えてくれないから調べたんだよ~!」「婚約者が御曹司だって聞いたら黙っちゃいられないもんね!」と悪びれる様子もない妹。その執念をほかのことに向けてくれたらどんなに良いことか……。

 

「まさかあの地元で知られた企業の御曹司で、自分でも会社経営してるなんてね~!」「いずれは私のお兄さんになる人だし、仲良くしてもいいよね?」と言う妹に、「そんなこと言って、本当は私から奪うつもりなんでしょ?」「あなたの下心はわかってるんだからね」と冷たく言った私。

 

すると、妹は「お姉ちゃんみたいな真面目ブスより、私みたいなかわいい子のほうが彼に似合うでしょ?」「それに、私からちょっかい出さなくても、彼からちょっかい出された場合は話は別だよね?」と言ってきたのです。

 

私は妹に再び釘を刺し、彼には「妹は一見かわいいけど、お金にだらしない部分があって手を焼いているの」「必要以上に関わらないでね」と返信しました。

 

 

 

妹の略奪宣言

1カ月後――。

 

「お姉ちゃ~ん♡私ね、お姉ちゃんの婚約者と結婚することになったの!」とうれしそうに報告してきた妹。

 

あれだけ彼にちょっかいを出すなと警告したのに……。

 

私が絶句していると、妹は「あれ~?さすがのお姉ちゃんも傷ついちゃった?」「でもしょせんお姉ちゃんなんかたまたま社長になれただけだし、そんな人に御曹司の彼の奥さんが務まるわけないよね!」と言ってきました。

 

「お姉ちゃんの大切な婚約者、私がいただいちゃいました♡」

「社長夫人の座まで奪ってごめんねw」

「全然いいよ!」

「え?」

 

 

 

妹に伝えた真実と2人の末路

驚く妹に「全然いいよっていうか、だって社長は私だもの」と伝えた私。「何言ってるの?お姉ちゃんの会社と彼の会社は関係ないでしょ?」と言う妹に、私は去年、彼の会社を私が買収したことを話しました。

 

3年前から設備投資の失敗に、新規事業の相次ぐ不振……。彼の会社は以前からだいぶ傾いていました。すぐに相談したり、助けを求めたりすればよかったのに、そこで邪魔をしたのは彼の御曹司としてのプライド。必死で虚勢や見栄を張るうちに、倒産寸前まで追い込まれていたのです。

 

その状況で、ようやく私に買収をお願いしてきた彼。彼の希望でご両親にもバレないよう、ひそかに買収を進めたのでした。つまり、彼の会社は私のものなのです。

 

「今までは婚約者として会社内に居場所を残しておいてあげたけど、親会社の社長である私を裏切ったとなると、話は別よね」「裏切り者と一緒に働くつもりはないし、無職確定の男でよければ譲ってあげるよ」と言うと、妹は言葉を失ったようでした。

 

その後――。

 

 

私は婚約者に婚約破棄を告げ、慰謝料を請求。妹には婚約破棄の慰謝料と、今まで貸したお金の返済を求めました。どちらも実家に泣きついたようですが、「お前が悪い」と一蹴され、敷居を跨ぐことすら許されなかったそう。

 

元婚約者が会社を去ってからというもの、なぜか子会社の業績は右肩上がり。しばらくは恋愛をする気にはなれそうにもないので、今までよりも仕事に打ち込み、会社をもっともっと大きくしていきたいと思っています!

 

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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