わが家は、夫と3歳の長女と0歳の双子の5人家族です。実家から離れたところに住んでいるので、周りに頼れる人はいません。うまくいかないこともありますが、夫婦で折り合いをつけながら頑張っています。共働き家庭の仕事と家事・育児の両立についての体験談です。
週に2回、帰宅が21時を過ぎることも……
育休あけの私はフルタイム勤務ではないものの、週35時間働く準社員、夫はフルタイム勤務という働き方をしています。保育園の送迎は、お互いに勤務時間に都合をつけて交代でおこなっています。
週2回、私の帰りが21時過ぎになることがあり、そのときは夫が子どもたちのお迎えから食事、寝かしつけをすべてしてくれます。しかし、日常生活はそれだけではありません。炊事・洗濯・掃除などしなければいけない家事が山積みです。
長女1人のときと、双子が生まれてから
双子が生まれる前も、私たち夫婦はこの形態で働いており、家事のほとんどを私がこなしていました。長女がまだ離乳食のころは、大人の食事と離乳食を作る必要がありましたが、子どもがまだ1人だったので、私ひとりでこなせていました。
しかし、双子が生まれてからは、そうはいかなくなってきたのです。長女が2歳になり、双子の離乳食も始まり、保育園の準備は3人分、洗濯物は5人分、部屋も片付けたそばから散らかっていく始末でした。
パパ助けて!
双子が生まれてからの育休中は問題なかったのですが、生後5カ月で仕事復帰すると早々に、家事・育児をひとりでこなすことは難しくなりました。それまでも夫に頼めば家事はしてくれていましたが、日々家事を頭の中で考え指示することが、私の中で負担になっていったのです。
そして夫に対し、「私も働いている。もっと家のことをして!」と疲労感からイライラが増え、家庭の雰囲気も悪くなりました。そこで夫と話し合うことに……。
話し合いの結果
夫には「あなたは保育園の送迎や子どものお世話もしてくれて、とても助かっている。けれど、子どもが3人になった今、働きながら私ひとりでは家事も育児も全部はこなせない。指示されたことをするだけではなく、もっと主体性を持って家事・育児に参加してほしい」と私の気持ちを伝えました。すると夫は、「わかった。けど、離乳食はどうも作り方が分からないからお願いしてもいい? 他のことは進んでするよ」と言ってくれました。
それからのわが家は夫婦で協力することで、家事がスムーズに進むようになり、夫婦の絆も深まりました。それにより、お互いの仕事に対する気持ちも尊重でき、仕事と家事・育児の両立を果たせています。夫と話し合いをしてよかったです。
著者:松裏幸恵
二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。