「今回もダメだったの……」と告げるアキさんを軽く流す夫。その態度に「私がどれだけ頑張ってるかわかってないでしょ!?」と夫を責めます。そんなアキさんに向かって夫は、「女の子とか男の子とか正直、どうでもいいんだ」と言います。
その発言にカチンときたアキさんが反論しようとすると、その勢いを遮り、「ほんっとうに嫌なんだ!!」と言い放ちます。そして以前、ハルさんと話していた「あいつの精子がヘマしたから女の子にならなった!!」と言う発言を聞いてしまったとカミングアウト。その言葉にアキさんの顔から血の気が引くのが見えるでした。
友人の妊娠報告に戸惑う私…だって…
夫の発言に焦るアキさん。しかし、自分の軽率な発言を後悔する訳でなく、なぜ女の子が欲しいという気持ちをわかってもらえないのかと考えます。そして、「性別を気にしているのは私だけじゃない」「世間だって当たり前に気にしてる」と自分の気持ちを正当化しようとするのでした。
それから数カ月後、ハルさんの元にアキさんから久しぶりに連絡が入ります。その報告とは「妊娠しましたー!!」とひと言。不妊治療を経験したハルさんは「どうしてこんなに簡単に授かれるの?」と複雑な気持ちに。しかし、おめでたいことなので自分の気持ちを抑え「よかったね! おめでとう!」と返信するのでした。
◇ ◇ ◇
不妊治療をしたハルさんにとって、数カ月で妊娠できるのは「もはや才能だよ」と思ってしまうのも無理はないですよね。そして、あれだけ言い合ったのにあっけらかんと報告してくるアキさん。妊娠は二の次で、頭の中には女の子が欲しい!という思いしかないことが見えます。子どもを授かるのは本当に奇跡です。「世間だって当たり前に気にしてる」と性別にばかり目を向けず、そのことに気づいてほしいですね。
※赤ちゃんの性別を産み分けるために、100%確立された方法はありません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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