アキさんの告白にため息をつく夫。そして「でもさ、人間の欲って実際そんなものなんだろうね」と話す夫。「人それぞれ配られたカードは違うけど、その中で人生をどう楽しんでいけるか……俺はそれをアキと一緒に考えたい」と思いを告げます。
さらに、今回流産となったことに対し「辛いけど……どうしようもないことの1つだと思っている」と言います。その言葉にアキさんは強く反応しますが、夫はアキさんが自分のことを責めてしまわないようにと配慮した発言で、「どうして女の子が欲しいのかとかもっと話してよ」とアキさんの本音に寄り添う姿勢を見せます。夫の素直な言葉にアキさんは「ありがとう……」と精一杯の気持ちを伝えるのでした。
本心を隠し、明るく流産報告をする私。しかし…
流産をした数週間後、ハルさんとフユさんに「赤ちゃん……ダメだった!」と報告するアキさん。固まる2人に「気を遣わせちゃってほんとにごめんね!」と言い、「女の子が欲しいなんてずっと言ってたからかな〜」「やっぱり贅沢言っちゃダメだよね! 反省したーさすがに!」と気丈に話します。
すると、フユさんが「アキ!!」と声を張り上げあます。驚くアキさんに「アキ……大変だったね……!」と涙ぐむフユさん。そしてハルさんとフユさんはアキさんがわざと明るく振る舞う姿を見抜き、アキさんの本当はつらいという本音に寄り添います。2人の気持ちに閉ざしていた心が解放され、「私、今回の件で思った……多くを望みすぎてたって……!」と閉ざしていた本当の気持ちを打ち明けるのでした。
◇ ◇ ◇
アキさんの気持ちに寄り添い、本気で心配し、涙を流すフユさんとハルさん。2人の存在がどれだけ大きいか、安心できることか……。これまで言い合うことや理解し合えないことがあり衝突したこともありましたが、見放さず寄り添う姿がとても印象的ですよね。これまで周りを振り回してきてアキさんですが、今回のことをきっかけにとても多くのことに気づいたと思います。どうかこの気持ちを忘れずにいてほしいですね。
※赤ちゃんの性別を産み分けるために、100%確立された方法はありません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
ペ子さんの連載は、Instagramからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。