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「事故のおかげで大金ゲット〜♪棚ぼたッ!」重傷の私の横で喜ぶ保険金目当ての夫→大誤算発表!真実を伝えた結果?

私は間もなく初めての結婚記念日を迎える兼業主婦。しばらくは仕事に集中しようと夫と話し、今はとにかくバリバリ働いています。
お互いが自分のペースで暮らしているからなのか、世間ではまだ新婚と言われる時期だというのに、夫は毎日のように飲み歩きほぼ午前様……。ラブラブな雰囲気なんてまったくありません。

最近は注意をするとすぐに離婚をチラつかせるようになり、この前は記入済みの離婚届まで叩きつけてきました。どうして夫がお酒に走るようになったのか理由はわかりませんが、こんなことが続くなら早めに離婚するほうがいいかも……なんて私も思うようになっていました。

離婚を決意

そんなある日のこと。私の友人が意外な場所で夫を見かけたと言うので、私は人違いであってほしいと願いつつ、そっとその場所へ向かいました。残念ながら、友人からの情報は事実でした。遠目に見ても、明らかに夫です……。毎日のように夫が泥酔して帰ってくる理由がわかった私は、このまま夫婦関係を続けるのは無理だと思い、離婚を決意。


いつの日か夫に叩きつけられた離婚届に記入し、離婚の報告をしに義実家へと向かいました。実は、両家の両親には夫の様子をすでに相談済み。すっかり変わってしまった夫の様子を聞いて皆ビックリしていましたが、お酒の失敗は繰り返すだろうからと、子どもがいないうちに離婚をすることも考えるように言われていたのです。

 

短い結婚生活だったな……そんなことを思いながら義実家へ向かっていたところ、なんと私は事故に遭遇してしまいました。今までの出来事がスローモーションで再生されているように感じたのが最後で、次に目を覚ましたときには病院のベッドの上でした。

 

事故に遭ってラッキー!?

ベッドのまわりには、夫と両家の両親が目に涙を浮かべながら並んでいました。

「気づいたんだね!? よかった!!」

私が目を覚ましたことに気づいた両親は、ボロボロと涙を流しながら喜んでくれました。どうやら私は、居眠り運転の車にはねられ5メートルも吹っ飛んでしまったのだとか。幸い脳に異常はなかったようですが、骨折や全身打撲で体のあちこちに激痛が走ります。


夫は、もうこれで心配いらないからと両家の両親を帰し、私は久しぶりにまともな状態の夫と向き合いました。どんな言葉をかけてくれるかと思っていたら、夫は急にニコニコしながらこう言ったんです。

「でかした! 事故の保険金で俺は大金持ちだ! 本当に棚ぼたってあるんだな。ラッキーだよな。通帳見るのが楽しみだよ。」

妻が事故で重傷を負ったというのに、最初に話す内容がそれ? 私は、心底失望しました。そして、離婚を決意したのは間違っていなかったと再確認。その後、私はリハビリに励み、2カ月ほどで退院することに。退院の日、仕事を休んで病院にやってきて、私の体を支えながら「あの……、いつお金入るの? 保険金とか。」と言ってきた夫。


まだ家にすら帰っていないのに、またお金の話……。仕方がないので、私はすべてをそこで打ち明けました。

 

一銭も入りません!

「間もなく振り込まれる予定よ。」

私がそう言うと、一瞬で夫の表情が明るくなりました。
ところが、私が「でも、私たち離婚済みだから、あなたには一銭も入らないわよ。」と言うと、夫の表情は一変。そこで私は、泥酔した夫が「離婚だ! 今すぐ俺の前から消えろ!」と叫んだ録音を聞かせ、そのとおりにしたのだと説明すると「俺が? い、いつ……。」と動揺が隠せない様子。


そもそも、事故に遭ったのは義両親に離婚届の証人欄にサインをしてもらいに行く道中のことで、事故後すぐに私の意思を尊重した義両親が証人欄へサインをして役所に離婚届を提出してくれたのです。私が友人から連絡をもらって夫を探しに行ったのは、駅前のパチンコ屋です。実は夫は、仕事を休んでパチンコにのめり込んでいました……。毎日のように負け、その怒りをお酒にぶつけていたというのが真相。夫は、結婚してから私のほうが給料が高いことを知り、なんとか追い付きたくてパチンコに手を出したと言っていましたが、私にはその言い訳も受け入れられません。負け続きで借金まであるらしく、今回の保険金で返済するつもりだったとか。もう、本当に信じられません。

 

その後、自分に一銭も入らないと知った夫は実家に帰り、元義両親に頭を下げて借金を肩代わりしてもらったそうです。今は、元義両親への返済をするために、昼夜問わず働く日々だと聞きました。私は、無事に仕事にも復帰して、またバリバリ仕事を頑張るつもりです!

 

◇ ◇ ◇

 

負ければ負けるほど、それを取り返そうとハマっていくのがギャンブルのこわいところ。もちろん、大きなリターンがある可能性はゼロではありませんが、結婚生活を送るなら堅実な暮らしができる人をパートナーにするほうが安心ですね。

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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