朝の時間を有効活用したい私
2歳3カ月の双子たちは、必ず朝7時に目を覚まします。子どもが起きたと同時に私たち親も起床。この、7時から夫の始業時間の9時半までの2時間半をどう活用するかが、家事や育児を効率よく進めるためのポイントだと思っています。
何となく役割分担ができており、夫は子どもたちの朝食の世話、おむつ替え、洗濯の取り込み、掃除機をかける、ごみ捨てを担当。私はその間に双子たちの昼食、夫の夜ごはんの準備を進めていくのです。
夫に指示をつい出してしまう…
ある朝、夫が双子たちに朝食をあげている間、私はキッチンで昼食の準備を進めていました。
ふと、子どもたちの様子を確認すると、夫は携帯ゲームに夢中なり、双子たちの「にゅうにゅう(牛乳)」という要求に気が付いていない様子。
思わず台所から「牛乳って言っているよ!」と指示を飛ばしてしまいました。
子どもの世話から逃げようとする夫
すると、「気が付いた人がやるべきじゃん」と言い、牛乳を取りに行く気もなくゲームを続ける夫。私はあきれつつも、「手が空いている人がやるべきでしょ」と小言を言いながら、夫に牛乳を渡しました。それに対して夫は「はいはい。わかりました」と私を煙たがる様子で適当に返事をするのでした。
朝食後には、子どもたちの保湿や着替えの時間がやってきます。夫が子どもと過ごせるのは朝の限られた時間だけなので、家事よりも保湿や着替えなどの世話を通じて、子どもたちと関わる時間を大切にしてほしい思っている私。しかし、この時間になると夫は「俺は家事をやるから」と言い、そそくさと世話から逃げてしまうのです。
逃げ腰な夫に物申したものの…
イヤイヤ期真っ最中の2歳児は保湿のときも逃げ回り、着替えをしようとすれば「これやだ」と洋服選びに時間がかかります。夫はそんな状態の子どもたちと向き合うことが面倒な様子で、あまり積極的に関わろうとはしません。
「私が息子の着替えやるから、娘の着替えをやってよ」と頼むと、夫は「無理。俺じゃ着替えさせられない。無理やりやったら脱臼しそうで怖いし」と拒否……。
私は「そうやっていつも逃げてばかりだから、いつまでもうまくできないんじゃないの?」と夫に反論。それ以降も毎朝お願いしていますが、一向に変わる気配はゼロで、夫は行動を改める気はまったくないようです。
忙しい朝、何度言っても変わらない夫に、気を使うのも疲れてしまいます。そのため、最近は「あとズボンだけお願いね」といった部分的なお願いをするようにした結果、夫も嫌がらずにおこなってくれるようになりました。双子育児も大変ですが、夫を育てることはさらに忍耐が必要だと痛感する日々です。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)