私の家族は、妊娠9カ月の妻と現在1歳の息子。おなかが大きくなってきた妻は座ろうとするだけでも大変そうで、横になる時間も多くなり、体調のこともあってなかなか息子の相手もできづらくなりました。そういうときこそ夫の出番! 夫の私ができる限り家事・育児をおこなうようにしています。
家事・育児は無理をしすぎず適度に手を抜くこと
私の場合、何でも完璧にしたくなる性格のため、家事も育児も私ひとりできっちりやろうと考えていました。ところが、現実は理想通りにはいきません。一日の中でやることはたくさん。妻の力になるはずがあまり力にもなれず、疲れ切ってしまうこともありました。
そこで、完璧におこなうことを優先するのではなく、できるだけ手を抜くところは抜き、ちょっとできないことがあってもOK!という心構えを大切にしています。できるだけ笑顔でいることを心がけ、居心地のいい家庭を目指しています。
たとえば、子どもの朝食は毎日ほぼ同じ
わが家の場合、栄養面を考えるのはもう少し先にして、子どもの朝食メニューは徹底して同じものにしています!
・ご飯
・豆腐の味噌汁
・シラスと納豆をまぜたもの
「ちゃんと3品も作ってる!」もしくは「毎日同じじゃ子どもがかわいそう」と思われるかもしれませんが、「毎日同じもの」と決め、何を作るか考えることがなくなるだけでも、かなり気持ちに余裕ができます。また、現在1歳の息子は、まだ何を話しているのかわかりませんが、食事中の子どもとの対話を大事にしています。
妊娠中の妻に、ゆっくり過ごせる「休み時間」を
大きいおなかで家事や育児をこなしている妻、仕事から帰り疲れた顔をしている妻を見て、体力的なつらさが伝わってきました。
そこで、「休む時間が欲しい」という妻の気持ちに応えるため、妻ひとりで過ごす休み時間を設けました。その間、私は家事を片付け、子どもと外に遊びに行きます。ゆっくり眠ったあと、カフェでのんびり過ごしてリフレッシュした妻の笑顔を見ると、私たちも笑顔になれます。息子からのお花のプレゼントで、妻はさらに笑顔に!
家事は、「家」族のためにする「事」。お互いに助け合い、思いやりながら過ごすことが、家族のいい関係を築いていく秘訣ではないかと思います。妻が妊娠したという夫のみなさん、今こそ出番です。
著者:柴田 大
一児の父。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。