失敗知らずの炊き込みご飯
味の素株式会社が運営するレシピサイト『AJINOMOTO PARK』に載っていた「中華風さつまいもの炊き込みご飯」。
家庭でシェフの味が楽しめる中華合わせ調味料「Cook Do®」の青椒肉絲用を使うことで、しょうゆやみりんなどの調味料なしで作れるんです。
青椒肉絲専用だと思っていたので、このアイデアはかなり意外。
いったいどんな味に仕上がるのか不安ですが、さっそく作っていきましょう。
味の素公式「中華風さつまいもの炊き込みご飯」の作り方
材料(4人前)
- 米…2合
- さつまいも…1/2本(100g)
- 豚ひき肉…100g
- にんじん…1/4本
- しめじ…1/2パック
- 水…360ml
- 「Cook Do 青椒肉絲用 3〜4人前」…1箱
- 小ねぎ(小口切り)…適量
作り方①米を研ぎ、具材を準備する
米は洗ってザルに上げます。さつまいもは1cm角に、にんじんは粗みじん切りにしましょう。
しめじは小房に分けておきます。
作り方②炊飯器に入れて炊く
炊飯器に①と豚ひき肉、水、「Cook Do」を入れ、ひと混ぜして炊きます。
レシピ通りにやってみたところ、ご飯のやわらかさにバラつきができてしまいました。
原因を調べてみると、具材をお米に混ぜ込んで炊くと炊飯中に水流の妨げになり、炊き上がりにムラが出るのだとか。
そのため、先に水と「Cook Do」を入れて混ぜてから、具材をのせて炊くのがおすすめです。
※炊飯器の機種によっては具材を入れる調理に向かない場合があり、思わぬ事故につながることもあります。取り扱い説明書をご確認ください。
作り方③器に盛り付ける
器に炊き上がった②を盛り、小ねぎを散らします。
オイスターソースのコクがやみつきに!
湯気とともに豊かな香りがふわっと漂い、食欲をそそられます。ひと口食べてみると、想像以上にあっさり優しい味。
「Cook Do」が入ってるし、ガッツリしていそうという予想を見事に裏切られました。
ご飯一粒一粒に、オイスターソースのコクとねぎ油の風味がしみ込んでいて、中華料理のちまきを彷彿とさせる味。
なんでこんなに複雑な味がするんだ……と、パッケージの原材料を見てみると、しょうが、にんにく、発酵調味料、帆立エキスなど、いろんなものが使われていました。
家庭ではなかなか出せない深い味で塩味は控えめ。
主張が強すぎず、どんなおかずとも合わせやすいのはありがたいですね。
ほっくり甘いさつまいもと、プリプリ感と旨みが強いしめじ、脂の旨みが楽しい豚ひき肉と、具材同士の相性もぴったり。
粗みじん切りにしたにんじんが映えて彩りもきれいです。
豚ひき肉は大きめにほぐしてから炊いたため、ところどころ塊になっていて、噛むとホロッと崩れる食感もまた良し。
シャキシャキとした爽やかな小ねぎも良いアクセントになっています。
噛むごとにいろんな食感、風味がやってきて口の中が楽しい!
たっぷりの具材のおかげで食べ応えがあり、しっかりお腹にたまります。
お茶碗一杯で炭水化物や食物繊維、ビタミンなど、いろんな栄養がとれるのもうれしいです。
焼きおにぎりにアレンジ
焼きおにぎりにしてもおいしそう……と思い立ち、ごま油(分量外)をひいたフライパンでこんがり焼いてみました。
これが大正解。表面がカリッカリッとして、中のやわらかいご飯との対比がたまりません。さつまいものほくほく感もより際立った気がします。
ベースが中華風の味なので、ごま油の香りとよく合い、コクが増して風味もアップ。朝ごはんや夜食にぴったりです。
次は中にチーズを入れてみようか、いや、のりを巻くのもいいな、と妄想が膨らみます。
炊き込みご飯の新定番
オイスターソースにねぎ油、帆立エキス、発酵調味料など、ありとあらゆる旨みが詰まった「Cook Do 青椒肉絲用」。
いままで定番の使い方しかしてこなかったことを、本気で後悔しました。
炊き込みご飯の味付けに失敗しがちな方は、ぜひ試してみてくださいね。